国境や民族の壁を超え、世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞の第12回受賞者が7月12日に発表されました。
受賞者に「ウエストサイド物語」「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」など数々の名作を生み出したスティーヴン・ソンドハイム氏ら、各回ですぐれた業績をあげた個人または団体、5部門5名が発表されました。
受賞者には、常陸宮殿下よりメダル、日本美術協会より感謝状と賞金各1500万円が贈られます。
発表は、7月12日午後2時(現地時間)、テイト・モダン美術館(ロンドン)にて行われました。
部門
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受賞者
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絵画部門 |
エルズワース・ケリー (アメリカ 77歳) |
彫刻部門 |
ニキ・ド・サン・ファール (フランス 69歳) |
建築部門 |
リチャード・ロジャース (イギリス 66歳) |
音楽部門 |
ハンス・ヴェルナーヘンツェ (ドイツ 74歳) |
演劇映像部門 |
スティーヴン・ソンドハイム (アメリカ 70歳) |
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第4回若手芸術家奨励団体 |
アルスター青少年オーケストラ(北アイルランド) |
授賞式は、2000年10月26日(予定)に行われる予定です。
スティーヴン・ソンドハイム氏の舞台は、1981年に「スウィーニィ・トッド」、87年に「ジョージの恋人」を始め、「ウエストサイド物語」を劇団四季ならびに宝塚歌劇団で上演されるなど、日本でも多く上演されている。
この秋には、日本を題材にした「太平洋序曲」(2000年10月2日〜22日(日)・新国立劇場/小劇場<THE PIT>)が上演される。
この「太平洋序曲」は、ブロードウェイ・ミュージカルの中で唯一、日本を舞台にした作品となっている。