三宅島より非難している子供達に少しでも元気をと、17日から3日間にわたり島を離れて生活されている高校生・中学生・小学生395名を『レ・ミゼラブル』へ招き、最終目にあたる19日(金)、公演終了後、災害義援金の贈呈式が行われました。
これは、昨年末より帝国劇場内でアナウンスならびにちらしで、三宅島災害義援金の協力の呼びかけがおこなわれ、 また、大晦日の21世紀へのカウントダウンイベント内で実施されましたチャリティオークションの収益金が義援金として贈呈されるものです。
最初のカーテンコールが終わった後、出演者全員が舞台上に揃い、村井国夫さんの司会で上記の義援金の活動趣旨ならびに贈呈式がおこなわれると説明が行われました。

左より栗原君、山田さん、関君、鹿賀丈史さん、村井国夫さん

左より長谷川・三宅島村長と青山東京都副知事 |
引き続き下手より、東京都青山副知事、東京都三宅村・長谷川村長、小学生代表の三宅小学校・関将也君、阿古小学校・山田茉莉花さん、坪田小学校・栗原昭平君が登場いたし、鹿賀丈史さんより義援金目録を三宅島島民を代表して、関君が受取りました。
オークションの収益金を含めて募金総額は、19日午後1時現在2,357,010円寄せられたとのことです。
尚、劇場内での募金活動は千秋楽までおこなわれます。
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演後、三宅島の小学生数人に話を伺いましたが、ほとんどの子供達は初めてのお芝居・ミュージカル観劇で、興味を抱いた登場人物は、虐げられながらも健気に生きているリトル・コゼット、そしてガブローシュと自分達と同じ年代の子供たち、そしてコミカルなキャラクタで何故か憎めないテナルディエ夫人こと森公美子さんでした。
初めての演劇体験、すぐには言葉に言い表せないかもしれませんが、少しづつ彼らの心の中で発酵していゆき、これからを生きて行くうえでいい思い出になってほしいと思いました。