アット・ニフティ シアターフォーラム
 松本幸四郎『ラ・マンチャの男』上演1000回へ、新アルドンサに松たか子

会見全景1969年の初演以来、30年以上に渡って繰り返し上演が重ねられてきた、松本幸四郎主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」。
セルバンテスの有名な小説「ドン・キホーテ」を元に、デール・ワッサーマンの手により書かれたこのミュージカルが、2002年の5月に福岡・博多座、8月に東京の帝劇で上演されることになり、19日に都内で制作発表が行われました。

「ラ・マンチャの男」より初演の時に、27歳で「世界で一番若いドン・キホーテ役者」といわれた松本幸四郎丈(初演時は市川染五郎)は、8月19日の公演で上演1000回を記録することになりますが、奇しくもこの日は幸四郎丈の60歳の誕生日でもあります。
松本幸四郎さん今回の公演から演出も手掛けることとなった幸四郎丈は会見で「60歳の誕生日に1000回目を迎えられるという東宝の粋な計らいに感謝している」「演出面では、初演時の原点、ブロードウェイ・オリジナルの演出に戻って、もう一度流れ・スピード・ボリュームを見直し、ナチュラルな21世紀の舞台にしたい。」と、この舞台に対する情熱と抱負を述べられました。

松たか子さんまた、以前の公演ではドン・キホーテの姪、アントニア役で出演していた松たか子さんが、今回の公演からアルドンサを演じるのも大きな話題となるでしょう。
アルドンサ役は初演時の「草笛光子・浜木綿子・西尾美栄子」のトリプルキャストから、草笛光子、上月 晃と変わり、1995年からは鳳蘭が演じてきました。東宝では早くから「次のアルドンサは松たか子」と考えていたそうですが、荒くれの御者が集まる酒場の酌婦で、ドン・キホーテに姫と慕われるという役柄は、彼女にとっても大きなチャレンジだと思えます。松たか子さんは、「大きな役をいただいて光栄に思っている。私にチャンスを与えてくれた方のため、お客様のためにも、今持っている力の全てを出したい。」と意欲を語りました。

松本幸四郎さんと松たか子さんなお、アントニア役は、幸四郎丈の長女である松本紀保さんが演じるため、「夏ホテル」に続く親娘三人の共演となります。

公演は、2002年5月1日〜28日    福岡・博多座
       7月31日〜8月30日  東京・帝国劇場
で、九州では初の上演となります。

公演の詳細ならびに、制作発表の模様は追って『特集』として掲載の予定です。


   

個人情報ポリシー
Copyright(c) @nifty Theater forum 1999-2004 All Rights Reserved
アット・ニフティトップページへ
シアターフォーラム トップページ
掲示板 公演情報 back
next