「私たちの時代のオペラ」と意図してつくられた、バーンスタインの『ウェスト・サイド・ストーリー』
それはブロードウェイミュージカルを芸術の高みに引き上げた。
そして、時を同じくして創られ、バーンスタインが生涯をかけて創った
『キャンディード』
それは新時代の最高のエンターテインメントオペラ。
2001年にオペラ歌手、ミュージカル俳優など、総勢50名のオーディションキャストと40名のオーケストラという贅沢なプロダクションで日本初演を果たし、ミュージカルファンのみならず、垣根を越えたエンターテインメントとして好評を博したブロードウェイミュージカル『キャンディード』。
この新時代のエンターテインメントオペラとも言える『キャンディード』が2004年4月26日からの東京国際フォーラムホールCを皮切りに、大阪、名古屋にて上演されることとなりました。
今回は「よりミュージカルに、よりエンターテインメントに」として、『キャンディード』の歴史に新たな1ページを刻む、ジャパニーズ・オリジナルバージョンでの上演を目指すとのこと。
その演出には、今秋『太平洋序曲』でブロードウェイ・デビューを果たす宮本亜門。指揮はバーンスタインの愛弟子の一人でもあり、1995年にロイヤル・アルバートホールにて行われた『レ・ミゼラブル10周年記念コンサート』を指揮したデイヴィッド・チャールズ・アペル。
そして、新たにオーディションを重ねて選ばれたキャストには、主演のキャンディードに2002年『モーツァルト!』でミュージカル界に彗星のごとく現われて各賞を総なめにした中川晃教。また2001年の上演ではマキシミリアン役で観客を魅了した岡幸二郎が、今回はキャンディードの師であるパングロス役に挑戦して新境地を開きます。
さらに、キャンディードの恋人クネゴンデには、今最も注目されるソプラノ歌手、幸田浩子と鵜木絵里のWキャストが超絶技巧のアリアを聴かせます。その他、坂元健児、宮本裕子、新納慎也、佐山陽規、郡愛子、辰巳琢郎など、実力人気ともに持つ魅力あふれるキャスト総勢40名が揃いました。
ロック、クラシック、ジャズ、民俗音楽など音楽の越境そのものをひとつの様式にした音楽づくりなど、領域を超えたパフォーマーを集めてクオリティを高めた今回の上演。新たなエンターテインメントの創造は大いに注目と言えそうです。
テレビ朝日開局45周年記念 朝日新聞創刊125周年記念
ブロードウェイ・ミュージカル『キャンディード』
作曲/レナード・バーンスタイン
台本/ヒュー・ウィラー 作詞/リチャード・ウィルバー 原作/ヴォルテール
翻訳/松岡和子 訳詞・台本/橋本邦彦
演出/宮本亜門 指揮/デイヴィッド・チャールズ・アベル
東京公演 2004年4月26日(月)〜5月11日(火) 東京国際フォーラム ホールC
前売開始 2004年1月24日(土)
入場料金 S席:12,600円 A席:10,500円 B席:8,400円 C席:6,300円 (全席指定・税込)
お問合せ パルコ劇場 03-3477-5858
パルコ劇場サイト
大阪公演 2004年5月15日(土)〜5月16日(日) フェスティバルホール
名古屋公演 2004年5月23日(土)〜5月24日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール