アニメーション・コミック・小説・音楽・イベントとと幅広いメディアで展開され、多くのファンを獲得している『ギャラクシーエンジェル』。
舞台は遠い未来、古代に失われた技術、ロストテクノロジーによる産物である紋章機と呼ばれる機体を操る、「エンジェル隊」に所属する6人の少女たちの活躍を描いたSF作品です。
TVアニメーションでは2001年の初放送を皮切りに爆発的な人気を得て、2004年9月までにシリーズ4作・計128話が放送され、ゲームは「ギャラクシーエンジェル」「ギャラクシーエンジェル
Moonlit Lovers」「ギャラクシーエンジェル Eternal Lovers」の3部作が累計30万本を売り上げるヒット作となりました。
TVアニメはコメディ、ゲームはシリアス、コミックは恋愛と、それぞれのメディアごとにテイストを変えて展開されており、各メディアごとに多くのファン層を獲得しているのも、このコンテンツの奥深さを示しています。
その『ギャラクシーエンジェル』が2005年春、遂にミュージカルとして上演されることとなり、その製作発表会見が都内で行われました。
作品の紹介映像の後、壇上に立った(株)ブロッコリーの木谷高明氏は「僕は「サクラ大戦」が好きで、「サクラ大戦」と「スターウォーズ」を足して2で割ったような作品を作りたいというところから始まりました。コミック・アニメが先行して公開されましたが、ゲームの開発を一番最初に始めましたので、そちらが原作になります。それぞれの持味がありますが、新しくミュージカルが加わることで、さらにその世界が広がると思います。」と挨拶。
続いて(株)マーベラスエンターテイメントの片岡義朗氏が「これまでも数多くのアニメの舞台化を手掛けてきました。今回の出演者は12人ですが、全員が女性です。2次元(アニメ・ゲーム)から3次元(舞台)に作るのに必要なのは舞台に掛ける愛情だと思いますので、ファンの目線になって楽しいものを創りたいですね。暖かいものが残る舞台空間、皆様に納得してもらえる舞台を目指します。」と自信のコメント。
そして、演出を担当する宇治川まさなり氏も「新しいオリジナルストーリーで舞台化します。素晴らしい素材を活かして、楽しくキュートにエネルギッシュに、ちょっと暖かいストーリーのエンターテイメントに仕上げたい。」と、その意欲を語ります。
ここで、それぞれのコスチュームに身を包んだエンジェル隊の6人が登場。
「役のキャラクター性がはっきりしているので、イメージが近いかどうかを最優先しながら、6人のバランス(身長・雰囲気など)を考慮しましたが、こんなに配役がすんなり決まったオーディションは滅多に無いほど、あっさり満場一致で現キャストが決まりました。」という出演者の登場に、会見会場を埋めた報道陣から一斉にフラッシュが炊かれます。
「ミルフィーユの可愛らしさと天然らしさを、上手に出していけたらな、と思います。宜しくお願いします。」(ミルフィーユ・桜庭/富田麻帆さん)
「一生懸命頑張りますので、宜しくお願いします。」(蘭花・フランボワーズ/小出由華さん)
「ミントは凄く知性的で、ちょっと私とは正反対なので、知性的に演じられる様に頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。」(ミント・ブラマンシュ/川口真理恵さん)
「女の中の男を目指して頑張りたいと思います。宜しくお願いします。」(フォルテ・シュトーレン/白川りささん)
「ミュージカルは初めてだし、ヴァニラちゃんという凄く可愛らしい役を貰えたので一生懸命頑張ろうと思います。宜しくお願いします。」(ヴァニラ・H(アッシュ)/明坂聡美さん)
「ゲームやアニメで声を演らせていただいておりましたけれども、今度は身体で表現するということなのでプレッシャーを感じておりますが、頑張らせていただこうと思います。宜しくお願い致します。」(烏丸ちとせ/後藤沙緒里さん)
と最初の挨拶は多少緊張気味の6人でしたが、その後、「良い意味で暴走をしていただいて、ミュージカルがオリジナルだと思われるように存分に好きなことをやって欲しい。思う存分持味を生かして、キャラクターを出して欲しい。」「アニメ・ゲーム・コミックなど、突拍子もないキャラクターなので、今持っている若さで、パワフルで楽しい魅力的なキャラクターを、自分を全て投げ出して創って欲しい。」との製作サイドからのコメントもあり、徐々に気持ちがほぐれて来た出演者たちは、その後の質疑応答・写真撮影では、笑いが弾けたり、皆で囁き合ったりしながらの華やかな会見となりました。
「これまでのコンテンツが持っているキャラクターの魅力を失わずに、舞台ならではのオリジナルストーリーで、踊って歌う、舞台でしか観られない“エンジェル隊”の魅力が生まれる。」というこの舞台。
会見でもその仲の良さ、結束の強さを感じさせた生身のエンジェルたちが、舞台狭しと大活躍する公演は、ファンならずとも期待大と言えそうです。
なお、この製作発表会見でのキャストの方々のコメントは、改めて動画で掲載する予定にしております。どうぞ、楽しみにお待ち下さい。