シアターフォーラム    
シアターフォーラム 各地で満員御礼の全国公演も終盤に突入&DVD化決定 『宝塚BOYS』

 1945年特設、1954年解散。“女の園”タカラヅカに「男子部」があった…。これは懸命に頑張った男たちの青春グラフィティである。

 1914年に創立、わが国初の本格的レビューで人気となり、以来オリジナルのミュージカル作品を始め、『ガイズ&ドールズ』『ミー・アンド・マイガール』などの海外ミュージカルを上演し、現在までも『ベルサイユのばら』『エリザベート』などの大ヒット作を持つ「宝塚歌劇団」。

 世界でも稀な女性だけのレビュー劇団として、海外公演なども積極的に行って好評を博している宝塚歌劇団ですが、その90年を超える長い歴史を振り返る時、これまで殆ど語られることが無かった事実がありました。
  それが戦後間もない1945年から1954年に渡り、4回に渡って募集を行い25名ほどが合格した「男子研究生」、そして“男子部”の存在です。
  男性として「宝塚スター」を目指し、宝塚大劇場のステージを夢見て日々の厳しいレッスンに励んでいたであろう彼らですが、結局その願いが叶う事はありませんでした。

 そんな彼らを描いた「男たちの宝塚 夢を追った研究生の半世紀」(辻則彦:著 神戸新聞総合出版センター:刊)を原案に、時代の流れと可憐な女性陣に翻弄された、なんとも切ない男たちの青春グラフィティが舞台化され、現在全国ツアーを行っています。

 出演は、舞台、ミュージカル、映画と常に新しいフィールドに挑戦し続けている葛山信吾、『レ・ミゼラブル』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』などを始めとしたミュージカルを中心に活躍している吉野圭吾、人気落語家として幅広いファン層からの支持を受け、現在は俳優、番組ナビゲーター、ナレーターと様々な場で才能を発揮している柳家花緑
  そして、小劇場から映画・TVにも活躍の場を広げている三宅弘城、北海道を代表する人気劇団「TEAM NACS」創立メンバーの佐藤重幸、「仮面ライダー龍騎」のタイトルロールで一躍脚光を浴びた須賀貴匡、舞台・TV・映画と多方面で活動している猪野学らが、周辺からの批判に耐え、稽古場で、寮で、宝塚大劇場の舞台に立てる事を信じて懸命に生きる“男”たちを演じます。

 さらに、1974年『ベルサイユのばら』初演でマリー・アントワネット役を務めて第一期ベルばらブームの礎を築き、近年では『エリザベート』、『ミー&マイガール』などで変わらぬ歌声を聞かせる、初風諄。『アンナ・カレーニナ』『M.A.』などのミュージカルからドラマ・映画・声優と様々な場での活躍が光る実力派俳優山路和弘など各方面から実力ある演技派の面々が結集しました。

 それぞれ育ちも境遇も異なった男たちが、「宝塚」という一つの夢に向かって突き進む姿を、時にコミカルに、時に切なく演じていく意欲作『宝塚BOYS』。
  各地での公演チケットは完売が続いているという人気作品ですが、機会があれば当日券などお問い合わせのうえ、お出かけになってはいかがでしょうか。

 今まで知らなかった宝塚歌劇の一面が覗けるかも知れません。
 
  また、公演を見損なってしまった、あの舞台をまたご覧になりたい方に朗報です。この公演のDVD化(2枚組・定価・収録日6月21日13:30/18:30)が決定しています。
  現在は、上演劇場にて予約(DVD代金+手数料(3本まで/500円、4本以上/1,000円)または、各上演劇場配布の申込書に必要事項を記入の上、現金封筒にて申込み(7月23日(月)到着分まで受付)で予約販売中です。10月中旬より一般発売も開始されます。



宝塚BOYS











『宝塚BOYS』

(東京公演・仙台公演・名古屋公演・富山公演・兵庫公演・札幌公演・新潟公演は終了)

《 広島公演 》
日程  2007年7月17日(火)  19:00開演
会場  アステールプラザ・大ホール
料金  S席 8,500円 A席 6,500円 (全席指定・税込)  ※未就学児童入場不可
お問合せ  TSSイベント事務局  082-253-1010

《 福岡公演 》
日程  2007年7月19日(木)  18:30開演
会場  福岡市民会館
料金  S席 8,500円 A席 6,800円 B席 5,500円 (全席指定・税込)  ※未就学児童入場不可
お問合せ  ピクニック  092-715-0374

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