「サロメ」は、オスカー・ワイルド(英国劇作家)の新約聖書を題材にした戯曲のドイツ語訳をもとに、リヒャルト・ストラウスが作曲を行い、1905年にドレスデンの歌劇場にて初演されたオペラ。スキャンダラスな内容ならびに「七つのヴェールの踊り」では物議をかもし出しました。
その「サロメ」が新国立劇場で4月11日から17日(月)まで上演中です。「七つのヴェールの踊り」では、サロメのアメリカのソプラノ歌手シンシア・マークリス自身が全裸に近い状態になる熱演を演じている。
この新国立劇場の「サロメ」は、ダブルキャストで演じられており、もう一人のサロメは、ドイツ・オペラでソプラノを聞かせてくれている緑川まりが務めている。
緑川まりは日本で上演されるドイツ・オペラには欠かせない人であるが、生活の場をドイツに移すという話もあり、彼女の舞台も見逃せない。
<あらすじ>
ユダヤの王ヘデロの寵愛を一身に受けている義理の娘サロメは、幽閉されている預言者ヨハナーンに好意を寄せるが相手にされなかった。サロメにひかれているヘロデ王は何でも褒美を与えるとサロメに舞を望み、7枚のベールを一枚づつ脱ぎ最後は全裸となる妖艶な踊りを披露する。
サロメは褒美に預言者の首を望み、知の滴る生首にキスをする。異様な光景を見たヘロデは兵士達にサロメを殺させる。
<公演日程>
2000年4月11日(火)〜4月17日
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11 |
13 |
14 |
16 |
17 |
火 |
木 |
金 |
日 |
月 |
開演時間 |
19:00 |
19:00 |
19:00 |
15:00 |
19:00 |
サロメ |
シンシア・マークリス |
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緑川まり |
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ヘロデ |
ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー |
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田口 興輔 |
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ヘロディアス |
ネリー・ボシュコワ |
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小山 由美 |
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ヨハナーン |
福島 明也 |
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小森 輝彦 |
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ナラボード |
成田 勝美 |
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井ノ上 了吏 |
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料金:S席:18900円/A席:15750円/B席:12600円/C席:9450円
/D席:6300円/ E席:3150円
問合せ先:新国立劇場 ボックスオフィス 03-5352-9999