シアターコクーン オンレパートリー 2000
VOYAGE(ヴォヤージュ) 船上の謝肉祭

『上海バンスキング』を産み出した、作=斉藤憐、演出=串田和美のコンビによる新作 、『VOYAGE』(ヴォヤージュ)が、10月2日よりシアターコクーンで上演されるとになり、その製作発表が6月12日に行われました。
出演者の内、笹野高史さんは大阪で公演中、篠崎はるくさんはNY在住ということで欠席でしたが、他の出演者、そして作者の斉藤憐さんが出席して始まった製作発表は、大
勢の報道陣・カメラが並ぶ熱気溢れたものとなりました。
斉藤憐氏の新作を串田氏が演出するのは14年ぶりであり、長い間シアターコクーンの芸術監督を務めた串田氏が、4年ぶりに同劇場で演出する(『コクーン歌舞伎』を除く)ということでも注目を集めているこの舞台ですが、未だ脚本が完成していないということで、出演者の方々のコメントで具体的な話を聞くことは出来ませんでした。
それでも、それぞれに今回の公演に対する抱負や期待は充分に窺い知ることの出来るコメントが語られましたので、詳しくはRealVideo(近日掲載予定)で御覧下さい。
この製作発表での、斉藤・串田両氏の発言から語られた今回の公演の情報は、船上が舞台であり、主人公は船に密航を企んで乗り込むこと。6つの話がオムニバス風に展開する為、出演者は幾つもの役を演じることになること。そして、シアターコクーンをオープンステージとして使用するため(舞台を従来の客席前部につくり、従来の舞台に客席を仮設する)、コクーンシートが観やすくなる、ということなどでした。
コクーンシートは4,000円(S席は8,000円)ですので、このホームページを御覧になった方は狙い目かも知れません。
ともかく、現在、人気・実力共充実の松たか子さん、昨年の『パンドラの鐘』で存在感を示した勝村政信さん、歌舞伎界からの中村勘太郎さん、もとオンシアター自由劇場のメンバーの笹野高史さん、大森博さん、小日向文世さんとメンバーの揃ったこの舞台。
9月に同劇場で公演される蜷川幸雄演出の『グリークス』に続いて、話題を集めそうで
す。
作 |
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斉藤 憐 |
演出 |
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串田和美 |
美術 |
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堀尾幸男 |
照明 |
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小川幾雄 |
音楽 |
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山田武彦 |
音響 |
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山岸和郎 |
衣裳 |
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太田雅公 |
演出助手 |
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関聡太郎 |
舞台監督 |
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大垣敏朗 |
技術監督 |
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眞野 純 |
企画・製作 |
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Bunkamura |