アット・ニフティ シアターフォーラム
 蘇える日劇レビュー『ビギン・ザ・ビギン』製作発表会見

会見より 1933年(昭和8年)に建てられ、1981(昭和56年)年にその48年間の歴史に幕を閉じるまで、「ウェスタンカーニバル」を始め、日本のショー・レビューの中心であった日本劇場(略称:日劇)。

 11月の帝劇公演『ビギン・ザ・ビギン』は、有楽町のシンボルでもあった日劇にささげるオマージュであり、劇中では「ビギン・ザ・ビギン」を始めとする懐かしい名曲の数々、そしてオリジナル曲「レビュー・歌う日劇」などに乗せて、歌・踊り・レビューがふんだんに登場する華やかなエンターテイメントでもあります。

 品川プリンスホテル・クラブeX(エックス)で行われた製作発表会見では、ダンサーによるロケット「ピーナッツ・ベンダー」、高嶺ふぶき、土居裕子の歌とダンサーによる「ビギン・ザ・ビギン」、そして出演者を交えてのオリジナル・ソング「レビュー・歌う日劇」が披露され、会場はその迫力と華麗さに拍手の嵐となりました。

会見風景
 この舞台は平成12年の4月・5月に初演されましたが、当初から評判が高く、また出演者の中からも再演の希望が声が強く挙がり、嘆願書まで出されて、その結果、異例ともいえる初演の公演中に再演が決定したという作品。
 それだけに、今回の公演に向けての出演者の意気込みは高く、劇場やショーに対する各自の思い入れも多いということで、口々に「この日を待っていました」「また出演出来て嬉しい」等と語り、既に始まっている稽古にも相当熱が入っている様子。
 また、舞台を彩る一方の主役であるダンサー達も、帝劇の舞台でレビューが繰り広げられるとあって、激しいレッスンを重ねている、とか。

森光子 物語の主人公は、レビューを心から愛している人にしか見えないゴースト「柳川かすみ(森光子)」。数々の奇跡を起こし、日劇の守り神と呼ばれた彼女は、なぜそこに生き続けているのか、その想いとは・・・


 脚本は劇団M.O.Pの劇作家で、現在放映中のNHK連続テレビ小説「まんてん」の脚本も手がけるマキノノゾミ。演出は新国立劇の芸術監督(演劇)でもある栗山民也。
 出演は、森光子、風間杜夫、井上順、熊谷真美、高嶺ふぶき、土居裕子、山本学、ほか。

 帝劇の廻り舞台を駆使して、ありし日の日劇を再現するこの公演。とはいえ単なるノスタルジーではない、演劇・劇場を愛する方には是非観ていただきたい作品となりそうです。

◆公演は11月1日(金)から28日(木)まで、東京・有楽町の帝国劇場にて
◆S席¥12,000 A席¥7,500 B席¥3,500 (税込み)
◆ご予約は「東宝テレザーブ」 03(3201)7777 まで


集合写真 ※レビューシーンを含むこの製作発表の模様は、特集として改めて動画を交えてお伝え致します。どうぞ楽しみにお待ちください。

   

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