アット・ニフティ シアターフォーラム
『都はるみロングコンサート』日生劇場
 今年でデビュー40周年を迎えた、歌手・都はるみ。
 その節目の年を記念して、シングル・アルバムの発売、五木寛之氏との対談集の刊行、日本武道館でのコンサートなど、数々の活動を行って来た彼女が、4月5日より日生劇場で、2000年の世紀越えロングロングコンサートから2年ぶりの公演に臨んでいる。

  15歳でのデビューから、「アンコ椿は恋の花」(日本レコード大賞・新人賞)「涙の連絡船」とミリオンセラーを連発、「北の宿から」では日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞。さらに「大阪しぐれ」で日本レコード大賞・最優秀歌唱賞と各賞を総ナメにした後、昭和59年に一旦引退した彼女は、平成2年に復帰して以来、毎年70ヶ所に及ぶコンサートを始めとして、映画出演、野外コンサート、ディナーショーなど、その活動の幅を広げており、今年4月には平成3年以来、約11年ぶりとなるオリジナルアルバム「いまひとたびの」をコロムビアミュージックエンタテインメントからリリースした。

 その彼女が日生劇場で約1ヶ月に渡るステージ「ロングコンサート」を開始したのは平成3年。それから回を重ねて今年が6回目となる。
 今年の公演では、過去のヒット曲から、通算121枚目となるデビュー40周年記念シングル曲第一弾の「ムカシ」(作詩:阿久 悠、作曲:宇崎竜童)、122枚目となる第二弾「今ひとたびの〜Vaya Con Dios〜」(作詩:ちあき哲也、作曲:杉本眞人)まで、30曲以上を2時間半に渡って一人で歌い、語り、動き、そして綴ってゆく。

 日生劇場の広い舞台、そして客席をたった一人の力で満たしてゆくそのパワーは、“演歌歌手”などという枠では語ることの出来ないエンターテイナーとしての魅力と力に満ち溢れており、最後まで観客を飽きさせることがない。
 どんなアレンジでも着実に消化し、自らのものとしてしまうその実力、表現力は一度体験しておいて、決して損ではないと思う。


【都はるみロングコンサート】

 期間:2003年4月5日(土) 〜4月29日(火) 
 会場:日生劇場
 お問い合わせ:
 都はるみロングコンサート事務局
 03-5228-5105

都はるみ事務所サイト
都はるみサイト



 

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