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伝説のエンターティナー『陣内孝次郎の肖像』舞台稽古
 昭和初期に福岡県久留米市五郎丸に生を発した陣内孝次郎。
 幼少の頃から貧困に喘ぐ家庭に育った彼は、映画・音楽・演劇・コピーライター・サッカーとマルチな分野にその才能を発揮し、現在までの各シーンに多大な影響を与えています。
 その陣内孝次郎氏の手になる脚本が、このたび久留米市内の酒倉から多数発見され、直系の孫であり、俳優でもある陣内孝則さんがその脚本を演じると共に、各界の著名人が自らに与えた影響を語るというステージ、『伝説のエンターティナー・陣内孝次郎の肖像』が20日、銀座・博品館劇場でその幕を開けました。

 演出を担当するのは、劇作家・俳優として独特の世界を展開する後藤ひろひと氏。共演は「サトエリ」の愛称で、グラビアからTV・ラジオ・映画とその活躍の場を広げつつある佐藤江梨子さん、振付師として多くのCM・ステージを手掛け、最近では俳優としても活躍中の竹下宏太郎さん。そしてインディーズから今年、ライブ・映画出演へと大きくはばたこうとしているゴーグルエースが演奏として参加し、伝説のマルチ・エンターティナーとしての陣内孝次郎の業績を辿っていきます。

 伝説のバンド「ドボチョン・カルテット」の音楽、幻の映画「東京電力」(1950)、そして孝次郎が振付けたブロードウェイ・ミュージカル「駅メロ」が、今、蘇る・・・


 と、ここまで読まれて「そんな人や作品は知らなかった」とお思いの方が殆どでしょう。それも当然、実はこの「陣内孝次郎」とは全くの架空の人物。
 今回の舞台は、陣内孝則さんと、後藤ひろひとさんが仕掛けた「ヤラセ・ドキュメント」ライブショーなるシロモノ。
 そもそも、お二人が知り合われたのは、陣内さん曰く「昔、バンドの金を持ち逃げした(!)マネージャーの紹介で」ということからして、インチキ臭い雰囲気が漂います。

 「本当の祖父は定次という短気な大工でした。」と語った陣内さん。
 そんな陣内さんを、佐藤江梨子さんは「お会いできて良かった。仕事に対する姿勢が真面目で、付いていこうと思いました。」と、すっかり信頼している様子。また、作・演出の後藤ひろひとさんは「子供がそのまま大人になったような人で、喜怒哀楽がそのまま表情に出るから演出はやりやすかった」と、稽古を振り返ります。


 映像・ライブ演奏・コント・トークと様々な仕掛けで、明らかになっていく「陣内孝次郎」の軌跡。公演のプロデューサーでもある陣内さんは、「摩訶不思議な世界で、感動はさせません! 笑わせます!!」と高らかに宣言します。

 




 豪華な映像ゲストが、真面目に陣内孝次郎の影響を語るのも見所のこの作品。
 短期間の公演ですので、興味を持たれた方はお早めにどうぞ。

公演は5月20日(火)から25日(日)まで、
銀座・博品館劇場にて
お問い合わせは 
03-5469-5280 ネルケプランニング まで

博品館サイト 






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