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昼は尼さん夜おでん屋。『喜劇 口八丁手八丁!』舞台稽古
 5月公演は『風と共に去りぬ』、7月からは『レ・ミゼラブル』と前後をミュージカルに挟まれた6月の帝国劇場は、浜木綿子主演の喜劇『口八丁手八丁!』が上演中。
 とある関西の小さな町を舞台に、建設業者と手を組んでリゾート開発を企む町長と、それに対抗する菖蒲寺の庵主・妙心尼を中心に、町の住民を始め、それを取り巻く人々が織り成す愛と人情の物語です。

 出演は、昼は尼僧として身寄りのない子を育て、夜はおでん屋を営む「口八丁手八丁」の主人公に浜木綿子、彼女を密かに慕う巡査に加藤茶、元旅役者の町長に左とん平。さらに建設会社社長に大空真弓、先代庵主の妹に丹阿弥谷津子、町長の元愛人に光本幸子、他に内海光司、津川友美と芸達者な面々が顔を揃えて、舞台を盛り上げます。


 舞台稽古を前に行われた記者会見で、「笑って泣いて、良いお芝居だと感じて帰れる手応えのある舞台。癒し系で人情味もあり、ほのぼのとした気持ちになれます。」と語る浜木綿子さん。暗い話題の多い最近の社会だが、この舞台を観て少しでも気持ちを明るくしていただければ、との思いが伝わってきます。

 浜さんとの共演は初めてという加藤茶さんは「稽古も楽しみだったし、のびのびと演りやすい。」と、すっかりなじんでいる様子。また、浜さんとは何度も共演を重ねている左とん平さんは「今回は派手な衣装でプレスリーみたい。こういうハデハデは初めて。」と良いながら満更でもない様子が伺えます。
 こうした芸達者のキャストが揃えば、舞台での丁丁発止のやりとりも見所のひとつ。「お互いに息が合ってきて、どんどん良くなるけれど(芝居を)変えてくるので、笑いながら演っている。」と言う程、力の入った演技が繰り広げられています。

 「大いに笑って、運がよければお土産も貰える。」というこの舞台。カーテンコールにまで趣向が凝らされていて、じめじめした梅雨空を吹き飛ばすような活気に満ちていると言えそうです。


 公演は6月4日(水)より28日(土)まで、
  有楽町・帝国劇場にて。
 電話予約は、03(3201)7777 東宝テレザーブへ。

 東宝公式サイト





 

 

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