ステージに佇む8人の男女。
彼らの持つ、デッキブラシが、2m程の木のスティックが、バケツが、ゴミ箱の蓋が、まるで生き物のように動き、魔法のようにリズムを産み出す。『STOMP』
オフ・ブロードウェイでもロングラン公演中のこのパフォーマンスは、科白もストーリーも無いために、世界中で同じ感動と興奮が味わえ、既に32ヶ国、900万人以上の観客を感動と興奮の渦に巻き込んできました。
その『STOMP』が、7年ぶりのジャパンツアー『STOMP Japan Tour
2003』をスタート。その初日となる22日に、東京・国際フォーラムでプレスコールが行われ、デッキブラシで床を擦り、柄を叩きつける『Brooms』と木のスティックを用いた『Poles』といった大迫力のパフォーマンスが披露されました。
今回の公演では、2003年より日本人初のキャスト(ストンパー)として活躍中の宮本やこさんが来日し、厳しいオーディションを勝ち抜いた実力を披露するのも話題のひとつ。
メンバーのフレイザー・モリソンさんと共に記者会見に臨んだ宮本さんは「客席が殆ど日本人の方で埋まると言うのは、私にとっては2年間STOMPを演っていますが初めての経験なので、それが凄く楽しみ。」と高揚感を隠し切れない様子。
「皆と一緒に日本に来れたというのが、凄く嬉しい。日本のお客さんがどんな反応を示してくれるのか、とても楽しみにしています。」と文字通り腕を撫します。
また、今回が3度目の来日となるというフレーザーさんは「地方公演は初めてなので、色々な場所を見るのを凄く楽しみにしています。前回、東京・大阪で見ることが出来なかった方も、各地に行くので楽しみにしてください。」と日本の観客にアピール。
東京公演に関しても「7年前に来た時から東京も変わったと思うし、観客の方も変わって、交流が深められると思うので、それも凄く楽しみにしています。」と、より一体感の有るステージが味わえそうです。