昨年は、『天翔ける風に』(6〜7月)、『砂の戦士たち』(11月)、と2本の作品を上演して、いずれも大きな話題を読んだTSミュージカルファンデーション。
演出家・振付家である謝珠栄氏が主催し、オリジナルミュージカルを創り出しているTSミュージカルファンデーションですが、2004年第一弾の公演は『タン・ビエットの唄』〜美しい別れ〜。
“タン・ビエット(tam biet)”とはベトナム語で「さようなら」という意味で、別れの際の言葉。
時代は1969年、ベトナムの小さな村で大虐殺が起こります。その村で生き残った2人の姉妹。虐殺の証言を行うためにヨーロッパに渡り、そのまま亡命してしまった妹。ベトナムに残った姉。20年後にベトナムに戻った妹は、その当時姉と共にベトナムのために戦っていた解放戦線の同士を尋ね歩いて、姉の居所を探して行きます。
今回、脚本を担当するのは自身でも「リリパットアーミーII」と「ラックシステム」の2つの劇団を主宰するわかぎ
ゑふさん。謝珠栄氏とは初めてのコンビネーションで、戦いの中、悲しくも美しい女性の心情を描きます。
出演者は、戦争を機に運命を分かつ2人姉妹の妹に宝塚歌劇団出身の愛華みれ、姉に音楽座出身の土居裕子、と容姿・実力ともに定評のある2人が初共演。
さらに、畠中洋、沢木順、根本豊、宮川浩、堀米聰など実力派で魅力あるメンバーが揃いました。
シアターフォーラムでは、この新作ミュージカル『タン・ビエットの唄』〜美しい別れ〜について、演出・振付の謝珠栄氏に単独インタビューを行い、現在着々と準備が進んでいるこの舞台について、そのストーリーや背景など、詳しいお話を聞くことが出来ました。
このインタビューの模様は近日中にテキストと動画でお届けする予定です。
戦争シーンを直接描かずに、戦争の恐ろしさをベトナム人の側から描く『タン・ビエットの唄』〜美しい別れ〜。
「タン・ビエット(さよなら)の唄」は、2人の姉妹の運命にどのように関わってくるのか。それは、どうぞ御自身で劇場に足を運んでお確かめ下さい。
TSミュージカルファンデーション オリジナルミュージカル
『タン・ビエットの唄』〜美しい別れ〜
【キャスト】
愛華 みれ 土居 裕子
沢木 順 根本 豊 宮川 浩 堀米 聰
川本 昭彦 福永 吉洋 平野 亙 幸村 吉也
畠中 洋
【スタッフ】
演出・振付:謝 珠栄
脚本:わかぎ ゑふ
音楽:玉麻 尚一
【公演日程】
<東京公演>
2004年4月16日(金)〜4月25日(日)
劇場:世田谷パブリックシアター O3-5432-1526
料金(税込):S席 8,500円 / A席 7,000円 / B席 5,000円
前売開始日:2004年1月24日(土)
【お問い合わせ】TSミュージカルファンデーション 03-5738-3567
<大阪公演>
2004年4月28日(水)〜4月29日(木)
劇場:シアター・ドラマシティ O6-6377-3888
料金(税込):全席 8,500円
前売開始日:2004年2月8日(日)
【お問い合わせ】シアター・ドラマシティ 06-6377-3888
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