その生涯において各地を放浪したオーストリア皇后エリザベート。1992年にウィーンでミュージカルとして蘇った『エリザベート』も、日本・ハンガリー・スウェーデン・オランダ・ドイツと各地を巡り、そしてその上演の度に、新しい展開と新たな楽曲を得て変化し続けてきました。
そして2004年、東宝版での新たな四大都市縦断公演がスタートし、その幕開きとなる、東京・帝国劇場での公演が3月6日に初日を迎えて、待ちかねていた大勢のファンが押し寄せました。
今回の公演で、まず目に付くのは舞台装置が一新されたこと。正面に装飾が施された3つの大きな移動式のタワーと、出入りする5台のワゴンが各場面を作っていきます。また、場面によっては透過式のLEDパネルを背景として使用するなど、最新のテクノロジーと、荘厳な装飾が一体となって、新たなエリザベートの世界が展開します。
また、エリザベートとトートのデュエット曲「私が踊る時」や、ゾフィーの新曲が追加されたのを始め、それまでの脚本・科白・歌詞にも随所に手が加えられ、トートダンサーの振付も新しくなるなど、演出を含めた変更点は枚挙に暇が無く、全く新しい作品になったと言っても過言ではないかも知れません。
初日のカーテンコールでは、作曲者のリーヴァイ氏、演出の小池修一郎氏も登場し、リーヴァイ氏は「こんばんは。とても素晴らしかった! お客さま、出演者、小池さん、スタッフ、東宝の皆様、どうもありがとう。」と日本語で挨拶をして盛んな喝采を浴びていました。、
全く新しい舞台へと進化を遂げた『エリザベート』。新しい驚きと感動を御自身の目と耳と心で確かめに、劇場へ足を運ばれてはいかがでしょうか。
公演は2004年3月6日(土)〜5月30日(日)
東京・有楽町の帝国劇場にて
お問い合わせは 03-3213-7221 帝国劇場まで
当日券などは、下記の公式サイトを御確認下さい。