いよいよ東京公演初日まであと2週間と迫ってきた、帝国劇場2004年12月公演、梅田コマ劇場2005年1月公演、ロックミュージカル『SHIROH』。
主役となるの二人のシローに中川晃教・上川隆也を配し、作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、音楽 岡崎司の劇団☆新感線スタッフが創りあげる舞台は、果たしてどのようなものなのか?!
ファンならずとも気になるこの作品、シアターフォーラムでは、いよいよ緊張感の高まってきた稽古場への独占取材を敢行。公演に先だって『SHIROH』の世界を垣間見て参りましたので、いち早く皆様にもお伝え致します。
稽古場に入ると先ず目に入るのは、その殆どの空間を占める巨大なセット。奥には二重舞台が組まれ、手前には傾斜舞台が、そしてその間には左右に移動する巨大な階段が設置されています。
セットの奥では既にコーラスの歌稽古が行われており、スタッフが忙しく行き来する中、メインキャストが次々と稽古場に姿を現して、談笑したり、ウォーミングアップを行ったり、台本を読み返したりして行く内に、徐々に稽古場の雰囲気が高まってきます。
この日の稽古は第6場、1幕幕切れの場面からスタートということで、バンドのサウンドチェックを済ませて、いよいよ稽古開始。まずは劇中での殺陣とアクションの確認。殺陣師の細かい指導でそれぞれの動きを合わせて行きますが、特にこの場での殺陣の中心となる上川さんには、よりスムーズな動きが要求され、何度も繰り返しながらのチェックが行われていました。
続いて、各ブロック毎のタイミングや動きなどを確認。演出のいのうえ氏はキャストの出入り、装置の移動、特殊効果などを考えながら舞台上を精力的に動き回って、スタッフ・キャストに指示を出します。
これら全てが終わったところで同場を最初から通しての稽古。初めて聞く音楽、歌、踊り、そして科白。稽古着、そしてベニヤのままの仮セットで行われているにも拘わらず、そこには『SHIROH』の世界が確かに出現していました。
翌日には衣裳合わせが行われるとのことで、いよいよカウントダウン、ラストスパートに入った感のある『SHIROH』。
12月7日、帝国劇場には果たしてどのような舞台が観客の前で繰り広げられるのか。その日を大いに楽しみにして、取材者は稽古場を後にいたしました。
なお、この稽古場取材の模様は、動画でもご覧頂けるように作業中です。皆様にも公演より一足先に『SHIROH』の一端をご紹介致したいと思いますので、どうぞご期待下さい。
また、東京公演の空席情報は下記の東宝サイトにてご確認いただけます。既にSS席は完売ですが、他の席種では日にちによっては多少の余裕もあるそうですので、お早めにご確認のうえお求めください。