『恋風』では服部良一氏の曲を9曲歌ったという森さんですが、今回はジャズも歌うということで、服部氏のピアノ伴奏で、60年ぶりに歌うという「♪サウス・オブ・ザ・ボーダー」の一節を披露。
「60年ぶりに歌うのに良く歌詞を覚えているものだと自分でもビックリしましたが、発音など苦労して覚えたからでしょうね。歌を歌うと気持ちが初々しくなるので、それを忘れずにステージに立ち、本番ではいろいろな思い出を込めて歌いたいですね。」と意欲を語った森さん。
また、今回のコンサートで演奏を務めるのは女性ばかり56人(今公演の編成)からなる管弦楽団「ライム・レディースオーケストラ」。
1984年、世界初の女性だけのフル・オーケストラ「レディースオーケストラ・ジャパン」を起源に1987年に結成され、女性ならではの繊細かつ華麗なサウンドで、多数のコンサート、イベント、レコーディング活動を行っています。
服部氏曰く、「新人歌手の森光子がシンフォニーオーケストラでデビューします。この初々しさ、他では見られない森さんが見られます。」とのことで、他にも島田歌穂さん、平野忠彦さんらをゲストに迎えたこのコンサートは、普段の舞台では見ることの出来ない森さんの一面と言えそうです。