セルジオ・モスケット(モーゼ役)インタビュー 3
●日本公演についてはいつお聞きになったのでしょうか
2004年の5月に電話が来て「空いてる?」「はい」と答えました。「歌はフランス語だけれども日本に行く気は有る?」と聞かれて、その時始めて日本公演のことを知りました。
●その時はイタリア公演は終わっていたのですか
その時は『十戒』は終わって、テレビ出演をしていました。
●では、フランス語で演じられるのは初めてになる訳ですか
そうです。難しいけれども、とても嬉しいです。
●フランス語は話せるのですか
解るのですけれど、早いと話すのは難しいですね。3月までにはフランス語と英語と日本語を話したいと思っています。
●日本公演に出演することについては、どのように思いましたか
日本公演に関してということではなくて、まず自分に電話が掛かってきたのが間違いだと思ったんですね。それから、自分がそれほど上手く役を演じられたのかと思いました。でも、自分では今でも電話番号を間違ったのではないかと信じていますが(笑)
●イタリア公演から日本公演までの間はどのような活動をされていたのですか
イタリア公演が終わった後は、毎週日曜日に「ドミニカ・イン」という番組をイタリアの1チャンネルでやったり、歌手として活動していました。
●日本公演でモーゼ役を演ることに、周りの方は何と仰っていましたか
周りの人たちは皆喜んでくれました。
●実際に日本にいらして他のキャストと顔を合わせたご感想はいかがですか
2004年の10月に来日して記者会見を行った時に、初めて他のキャストと会ったのですが、先週再会したばかりです。
●今回、日本に来た印象を伺わせてください
日本の印象は、とにかく驚きでした。何に驚いたかと言うと、食事が美味しい。それから人々が優しい。物凄く美味しいスパゲッティがあるのにビックリしましたし、女性は美しいですし、自分の家に居るような感じです。
●今回の舞台で観て欲しいところは何処でしょうか
全ての場面にそれぞれ意味があるんですけれども、私が特に一番好きな場面というのは、ラムセスとモーゼが――2人は兄弟なんですけれど――愛し合いながら別れなければならない、というシーンです。もう一つ好きなところは、フィナーレでキャスト全員が歌を歌うのですが、全部で50人くらいが参加する、とにかく素晴らしいフィナーレなんですけれど、「世界は一つだよ」というメッセージを送っているところが、見所であり、好きなところです。
●最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いいたします
皆さん、このスペクタクル『十戒』を是非観に来てください。美しいもの、素晴らしいものは実際に観に来て体験しないと解りませんから。
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