2001年「I WILL GET YOUR KISS」でデビュー。シンガーソングライターとしての活動の傍ら、2002年にはミュージカル『モーツァルト!』でタイトルロールを演じて、俳優としても鮮烈なデビューを飾って以降、ミュージカルを中心として舞台でも活躍する中川晃教。
その彼がアーティストとして様々な“もの”を生み出すライブを意味する「LIVE ACT」の第二弾、『BLUE ACT』が11月22日に東京・世田谷パブリックシアターで幕を開けました。
第一弾のLIVE ACT『himself』では、自らの楽曲を使用し、シェイクスピアの『ハムレット』に組み込んだミュージカル作品を上演。そして今回の『BLUE
DREAM』は、今年3月に訪れたエジプトからインスパイアを受け、エジプトで「再生」を意味する青を基調とした映像を用いながら、青という色が広げるさまざまなイメージを歌とダンスで表現します。
舞台は、休憩無しの三部で構成され、それぞれ
第一章 「空しさ」から生まれてくる現在、そして「恋しさ」過去へ
第二章 「恋しさ」から生まれた過去、そして「革命」を起こして未来へ
第三章 「自戒」からたどり着く未来、そして「恋しさ」の待つ未来へ
と題された映像が、そのイメージを創り出します。
映像製作には、酒井智映像監督を始め、撮影監督にはハリウッドで活躍中の橋本桂二を迎えて、中川晃教のイメージを具体的に形にしていく最高のスタッフが集結。
「BLUE DREAM」をキーワードに、音楽を縦糸に、表現者としての存在を横糸に織り成す、中川晃教LIVE ACT『BLUE
DREAM』。短編映画と音楽のコラボレーションでセカイを構築します。
中川さんは、「2年前に上演しました「LIVE ACT」の進化バージョンです。意気込み、相当のものです!お客様それぞれがそれぞれ自分なりのイメージを感じて浸ってもらえたら嬉しい!」と、意気込みを語っていました。
命の源・ナイル川、神に憧れた人間が行き着くところ・ピラミッド、そしてルクソール宮殿など、さまざまな「エジプト」を歩き、体験した中川晃教の中で、新しく生まれ育ったサウンド。
ミュージカル俳優として「舞台」から受け取ったものを、シンガーソングライターとしての「音楽」の世界へとフィードバックし、全てを受け止める事により昇華させた、新しい中川晃教が創り出す世界が、そのヴェールを脱ぎます。 |