この作品で、初舞台にして初主演を務めるのは、数々のバラエティ番組やドラマ、お笑いライブなど多方面で多彩な表情を見せてきたお笑い芸人トリオ・ネプチューンのホリケンこと堀内健。
普段はコント作家としての顔も持ち、ネプチューンの台本は全て自身で創っているという堀内健が、後藤ひろひと作・演出の舞台でどのような一面を見せてくれるのか、まず注目の集まるところです。
そして、ブルース・リーに憧れる男たちをホリケンと共に演じるのは、池田成志、竹下宏太郎、伊藤正之という、いずれ劣らぬ個性的なメンバー。さらにその4人に巻き込まれていく転校生役に瀬川亮、風変わりな叔父さん役に板尾創路、その甥にD-BOYSの熊井幸平、物語では紅一点となる登場人物たちの憧れの女性役に京野ことみ、そしてもちろん後藤ひろひとも出演しての、豪華で楽しいキャストが揃いました。
今回初舞台で初主演となる堀内さんは「主演と言いつつも周りの皆さんに助けられながら頑張っています。僕はブルース・リー世代よりちょっと下なのですが、これを機に色々と見て、カッコイイ人だなと思うようになりました。稽古場での雰囲気は、演出家の後藤さんを中心に色々なゲームをして仲良くなるようにしていただいて、和気藹々とやっています。」と初舞台を楽しんでいるコメント。
そんな堀内さんを「テレビで見た通りいいかげんな男だなと思いましたけれど、真剣な時の表情が凄く解りやすいので、それが見られるのが楽しみですし、お客さまにも見て欲しいですね。」と評する後藤氏は、堀内さんの「何故、自分が呼んでいただけたのか?」という疑問に、「名倉くんを呼んだつもりなのだが、写真を見間違えて・・・」と応じて、多いにヘコませたとか。
また、今回の舞台では現在と30数年前の回想シーンが交互に演じられますが、回想シーンは中学生時代ということで、堀内さんらは学生服、京野さんはセーラー服での登場となります。
男子学生たちのマドンナを演じる京野さんは自らのセーラー服姿を評して、「28歳になったのですが、いいのかなと思って着たら、まあ許容範囲内かなと自負しています。」と満更でも無い様子。
「まず人に伝わるように話すこと。普段から苦手なほうなので、お客さまに何を言っているか解って貰う、そこからですね(笑)。皆さんを楽しませるという点においては、ヴァラエティと似ていると思っています。」と、初舞台に向けての抱負を語る堀内さん。
「今までお芝居を見たことの無い人も是非見に来てください。絶対後悔させません。もし後悔したら・・・それはしょうがないじゃん(笑)。でも絶対楽しいと思うし、本当にいい話なんです。来てください、最高です。」と、初主演の舞台をアピールしていました。
“大王”後藤ひろひとによる、かつて描いた夢を忘れてしまった大人たちの童話『みんな昔はリーだった 〜EXIT FROM
THE DRAGON〜』。
ブルース・リーに憧れた世代はもちろん、様々な年代の観客に夢を持って生きることの素晴らしさを思い出させてくれる、そんな舞台と言えそうです。
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