1999年、コンサートとサーカスとシンクロナイズドスイミングのコラボレーションという斬新なアイデアで、日本のコンサート史上最高のショーと絶賛を浴び、全国5大都市で44公演を行って32万人の動員に成功した『ユーミンスペクタクル シャングリア』。
2003年には、真夏のアリーナに本物のアイスリンクを設け、氷上サーカスとコンサートという組み合わせで『ユーミンスペクタクル シャングリラII
〜氷の惑星〜』が企画され、前作を上回る全国7大都市51公演37万人の動員を記録。さらに日本発のスペクタクルショーとして香港で初の海外公演にも成功しました。
そして2007年、伝説のスペクタクルショー『シャングリラ』が、さらに進化し、さらにスケールアップして帰ってきます。
今回はロシア最高峰のモスクワ国立サーカスを新たに招き、『シャングリラ』で好評を博したプールステージを観客から近いセンターステージ形式で復活させるなど、プランを練り直して、シリーズの最高傑作を目指します。
そしてシンクロナイズドスイミングには、世界選手権シンクロナイズドスイミング、ソロ部門で2大会連続金メダル獲得という史上初の快挙を成し遂げたヴィルジニー・デデューが登場、アトランタ、シドニー、アテネと3度のオリンピックで銀・銅あわせて5つのメダルを獲得した武田美保との華麗な競演が実現しました。
6月30日からの横浜公演を皮切りに、全国6大都市で37回の公演を行う今回の舞台。初日に先立って行われた公開リハーサルで披露されたのは、シルク・ドゥ・ソレイユの『KA(カー)』や、ローリングストーンズ、ピンクフロイドなど世界的ビッグアーティストのステージデザインを担当するマーク・フィッシャーの手になる、中央に直径12mの円形プールが設けられた24m×29mという巨大なセット。
11tトラック55台に及ぶ機材の設営には5日間を要するというこのステージは、360°全方向が正面となり「地上・空中・水中」で繰り広げられる幻想的なパノラマ世界を堪能することが出来ます。
、「♪ハルジョオン ヒメジョオン」「♪時のないホテル」「♪人魚姫の夢」などのユーミンサウンドに乗せて、人間が持つ肉体の限界に挑戦して産み出されるパフォーマンスのサーカスアクト、水中を自在に移動しながら行われる一糸乱れぬ演技のシンクロナイズドスイミング、そして照明、衣裳、特殊効果などの最新技術が松任谷正隆氏の手によって見事に融合され、これまで体験したことのない幻想的な夢の空間「理想郷(シャングリラ)」が創り出されました。
公称40億円と言われている総制作費ですが、「実はもっと掛かっています。」と話すのは、今回も総合演出・構成を手がける松任谷正隆氏。「今回はある意味集大成となる舞台で、映画的な創りになっており、現代から始まって本編が回想シーンという形になる。」と、そのコンセプトを語ってくれました。
日本のポップス界に数え切れないほどの名曲の数々を送り出し、今なお時代の最先端を走り続ける“女王”ユーミンこと松任谷由実。
ユーミンが、そして彼女を支える多くのスタッフが創り出した『ユーミンスペクタクル シャングリラIII 〜ドルフィンの夢〜』。
本当の『真夏の夜の夢』を見に、貴方も出かけてみませんか。
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