シアターフォーラム    
シアターフォーラム コマ劇場に歌声再び 五木ひろし『歌・舞・奏スペシャル in SHINJUKU』

 デビューから7年間不遇の時代を過ごした後、1971年に『よこはま・たそがれ』で再デビュー。発売から半年で売上100万枚を突破する大ヒットとなり、以後、演歌のみならず日本の歌謡界に於いて不動の地位を築いた歌手、五木ひろし

 2006年9月には東京・新宿コマ劇場での初の一ヶ月公演を行って好評を博した五木さんが、7月2日より再び同劇場で「五木ひろし特別公演『歌・舞・奏スペシャル in SHINJUKU』」を上演中です。

 五木さんにとって50代最後の年となる今年・2007年、2月にN響とのジョイントコンサートを実現、3月には歌手で初めてとなる国立劇場での公演、4月には韓国でディナーショーを開くなど、積極的な活動を展開してきました。

 今回の新宿コマ劇場での公演では、前回好評を得たゴスペルショーを始め、コマ劇場では初上演となる、ドラム・サックス・チェロ・アコーディオンなど様々な楽器を五木さんがクレージーキャッツの植木等さんに扮して演奏しながら共演者と繰り広げるコミカルなナンバーの「一人演奏会」からブロードウェイ・ミュージカル・ナンバーや和洋コラボのタップダンスと真骨頂とも言える「艶歌」〜子役も含めたダイナミックなヒップホップダンスまで、まさに見所満載のエンターテインメントショーが展開されます。

 初日に先立って行われた公開舞台稽古でその一端を披露した五木さん。その後で噴出す汗を拭いながら会見に応じて、「動きっ放しで良い運動です。」と笑顔を見せるなどこの公演への手応えは充分の様子。
  「「歌」「舞」「奏」の三つをテーマにしたステージをずっとやってきましたが、或る意味今回の公演が集大成のような思いで、今回改めて演出的に工夫をして、和が有り、洋が有り、芝居が有り、クレージーキャッツのコーナーを設けたり、楽器を奏ったり、まさに「歌・舞・奏スペシャル」という事ですね。」と、完成度の高さをアピールします。

 また、今回特にクレージーキャッツのナンバーを取り上げた事については、「当初から世界のエンターテインメントということで、“ザッツエンターテイメントショー”をやろうという発想があって、懐かしい曲を含めて色々と曲を出していくうちに、日本のエンターテインメントといえば、やはり植木等さんをはじめ、クレージーキャッツの皆さん方の時代はひとつの大きなエンターテイメントの時代でしたから、それを取り入れながらお届けすれば楽しいだろうということに繋がっていきました。植木さんの歌は物凄く印象に残っていますし、影響も受けましたし、楽しませてもいただいた。映画も見ましたし、歌も皆知っています。」と話す五木さん。「歌っていても楽しいですし、聴いている方も楽しんでいただけると思いますね。」と語るこのシーンは、今回のステージの大きな見所の一つと言えそうです。

 実は来年には還暦を向かえる五木さんですが、「公演そのものがジムに通っているようなもので、既に稽古で2〜3キロ落ちましたし、公演でさらに3〜4キロは落ちると思いますので、どんなジムに通うよりも運動になります。汗をかいて健康にもなりますし、ステージが僕の一番の真夏の体力作りになっています。これだけ出来るということは体力は10年は若い、という思いで、50代最後の年ですが、50代スタートの年のような気持ちでやっているし、やれていると思います。」と、気力、体力とも万全の充実ぶりをアピール。
  「50代最後の一年で、最高の一年にしたいという思いでスタートして半年が過ぎましたが、これから後半も元気いっぱい乗り切っていきたい。」とお得意のガッツポーズで、ますますの奮闘を誓っていました。

 最後にファンの方々へ、「或る意味で集大成、全て有りみたいなショーを今回創ってしまったんですけれど、一部はザッツエンターテインメントショーで、和と洋を組み合わせて懐かしい歌を様々お届けしたいと思います。そして第二部のほうは、新曲の「♪ゆめかぜ」を中心としたさわやかなじっくりと聴いて頂くステージ、一部二部と合わせて、たっぷりとご堪能頂ければと思っております。是非、暑いですけれどこの劇場に足をお運びください。お待ちしております。」と、メッセージを残して会見を締めくくった五木さん。

 まさにエンターテイナーと呼べる多彩な才能を誇る五木ひろしだからこそ成し得た今回のステージ。常に新鮮な驚きと感動を伝え続けてきた五木自らが「集大成」と語るこの舞台を見逃すと、後で後悔することになるかも知れません。

五木ひろし
一人演奏会でドラムを披露する五木ひろし



クレイジーキャッツの植木等に扮して




和洋タップ・紫とも
中央:紫とも

五木ひろし


五木ひろし特別公演
   『歌・舞・奏スペシャル in SHINJUKU』

 
日程  2007年7月2日(月)〜7月27日(金)
会場  新宿コマ劇場
料金  S席 12,000円 A席 7,000円 B席 4,000円  (税込)
お問合せ  新宿コマ劇場 03-3200-2213

  

コマ劇場サイト 
五木ひろし公式サイト


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