シアターフォーラム    

夏休みに親子揃って楽しめるミュージカル『フロッグとトード』

 1980年から小学校2年生の国語の教科書に採用され、日本でも馴染みの深いアーノルド・ローべル(Arnold Lobel)の名作絵本シリーズ「ふたりはともだち(Frog and Toad)」。
  日本でも高い人気を持ち、良質の児童文学書として評価されているこの物語は2003年にミュージカル化されてブロードウェイで上演され、その年のトニー賞で、最優秀作品賞(ミュージカル)、最優秀オリジナルスコア賞(ミュージカル)、最優秀脚本賞(ミュージカル)の3部門にノミネートされるなど、子供から大人まで楽しめる一級のミュージカル作品として高い評価を受けました。

 2006年には日本初演が行われ、「心温まる物語が、すっきりと構成され、好感が持てる」「大人にも噛み応えのある上質な舞台」など各メディアでも好評を博したこのミュージカル、『フロッグとトード がま君とかえる君の春夏秋冬』が、この夏に東京・銀座の博品館劇場で再演の幕を開け、連日の賑わいを見せています。

 出演は、タレントとして、サッカー番組のキャスターとしてテレビではお馴染み、実は歌・踊り・芝居の3拍子揃ったエンターテイナーであり、ミュージカル俳優である川平慈英 。そして、落ち着いたトーンの声質と渋みのある演技で、テレビ・CM・映画と幅広く活動する傍ら、「SASUKE」「筋肉番付」などでスポーツマンとしても一流である事を証明、またテレビ朝日系で放送されている「世界の車窓から」のナレーションは21年目を迎えるという、石丸謙二郎

 この二人が、流れる季節の中で繰り広げられる「がま君とかえる君」二匹のおかしくも心温まるやりとりを演じ、一見単純に見える中にも切なさと深い味わいがあるストーリーが展開します。

 さらに、二匹をとりまく鳥・リス・ネズミ・モグラなどの様々な動物たちを、おかやまはじめ高谷あゆみ中山 昇宮 菜穂子という個性的な実力派の4人が演じ分け、その個性と巧みな演技で、観客の心を引き付けながら物語を膨らませていきます。

 キャスト全員がいずれも初演から引き続いてのメンバーということもあり、再演を迎えてますます磨きの掛かった舞台。多彩な楽曲やそれぞれのキャラクターを表したお洒落な衣裳、テンポの良い物語の展開に、子供たちは目を輝かせて舞台に釘付けとなり、大人も思わず微笑んで心が温かくなるでしょう。

 20世紀のアメリカを代表する絵本作家、アーノルド・ローべルの名作絵本シリーズ四作のエピソードを、かえる君とがま君が春に冬眠から目覚め、冬を迎えてまた冬眠するまでの1年間の出来事として盛り込んだミュージカル『フロッグとトード がま君とかえる君の春夏秋冬』。

 原作の面白さ、台本の完成度、楽曲のすばらしさ、どれをとっても一流のエンターテインメントとして仕上がっており、特に劇中のがま君とかえる君のタップシーンは必見と言えます。
  夏休みに親子で観劇して、帰り道すがらに色々と語り合うには最適の作品と言えるのではないでしょうか。是非、ご一家揃って劇場に足をお運びください。

川平慈英,石丸謙二郎
左より:川平慈英(がま君)、石丸謙二郎(かえる君)

フロッグとトード





  


ブロードウェイミュージカル
 
『フロッグとトード』 がま君とかえる君の春夏秋冬


日程  2007年7月27日(金)〜8月12日(日)   全20回公演
会場  博品館劇場
料金  7,800円(全席指定・税込)
   ☆こども 5,000円(3歳〜小学6年生/税込)
チケット  博品館劇場  03-3571-1003
お問合せ  チケットスペース  03-3234-9999
CATチケットBOX  03-5485-5999


■なお、この「『フロッグとトード』 がま君とかえる君の春夏秋冬」は、8月〜9月に、名古屋・大阪・山形・福島・仙台・岩手・静岡・浜松・岡山などで地方公演が予定されています。
  詳細はシーエイティプロデュースのサイトをご参照ください。

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