ダンスインストラクター、マイケル・ミネッティは、フロリダのコンドミニアムに住むリリー・ハリソンに「6週間で6つのダンスをマスター!」の出張レッスンを行うため、彼女の自宅を訪れる。
年齢も生き方も違うリリーとマイケルは時に罵りあい、時には慰めあい、レッスンを重ねて行くうちにお互いを認めあって心を開いて行くようになるが…。
2001年にカリフォルニアでオープンし、日本でも2006年初春に初演が行われて、美しいダンスシーンとウィットに富んだ会話、そして珠玉のヒューマンストーリーで観客を魅了した『6週間のダンスレッスン』。
公演終了直後から再演を希望する声が高かったこの舞台が、8月16日に銀座・博品館劇場にて再びその幕を開けました。
1週目=スウィング、2週目=タンゴ、3週目=ワルツ・・・、反発しながらもダンスレッスンを重ねるうちに心を通わせて行く二人。68歳になる老婦人を演じるのは、ミュージカル女優としても日本の草分けであり、初演の舞台では読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した草笛光子。そして45歳の冗談好きな元ダンサーは、自ら主催する「THE CONVOY SHOW(コンボイ・ショー)」で、作・構成・演出・出演も務める今村ねずみ。
初演で観客席を笑いと涙で溢れさせ、絶賛されたこのコンビが再び顔を合わせ、さらに洗練された舞台となったこの公演は、楽しい会話とダンスレッスンの数々のシーンを織り交ぜながら、生きるためにもっとも大切なことを静かに伝えてくれます。
特にラストシーンでの、メキシコ湾からの夕陽をバックに踊られる2人のダンスは、観客の心の奥に忘れられない印象を残すのではないでしょうか。
なお、東京公演後、名古屋・大阪・福岡ほか、各地でツアー公演が行われます。また、東京・博品館劇場公演の前売チケットは完売となっています。当日券につきましては劇場にお問合せください。
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