実在の結合双生児姉妹の数奇な生涯を珠玉の楽曲で描く『サイド・ショウ』〜一問一答

サイドショウ 初日前会見

明日が初日ですが、皆さん一言づつ意気込みをお願いします

貴城 いよいよやって来てしまったな、という感じですが、お稽古を重ねる度にこの作品の素晴らしさを感じるようになって、ヘンリー・クリーガーさんの曲も本当に名曲ぞろいで、『ドリーム・ガールズ』と並ぶバックステージものとして充分見応えのある作品になっておりますので、是非々々頑張りたいと思います。

樹里 いよいよ明日からなんですけれども、チームワークも皆でばっちりで、少しでも多くの皆様にご覧頂きたいので劇場まで来ていただきたいと思っています。

下村 本当に曲が素晴らしくて、思った以上に手強くて、本当に宝石の数々なんですけれども宝石が入っている箱も重たくて中々蓋が開かないような感じなんですけれど、一生懸命頑張りつつ、明日に向けて頑張っていきたいと思います。

大澄 とにかく劇場に来て下さい。観て下さい。宜しくお願いします。

伊礼 先ずオープニングを観ていただければ、一瞬で心を掴まれるのではないかと思っております。是非々々劇場に足を運んで観に来て下さい。

 日本初演です。日本初演というのは本当に大変な作業で、その大変な作業に、一番最初に井戸を掘った私たちの心意気を明日から劇場に観に来ていただきたいと思います。


貴城さんと樹里さんは結合双生児ということですが、ずっとくっついて演技をされるのですか

樹里 そうです。自力でセルフサービスです(笑)。ここ(腰)とここがくっついている状態で、二人とももうバッチリですよね。

貴城 自由自在に動けるようになりました。

樹里 走れるよね(笑)。

貴城 初日の時は一歩歩くのも出来なかったんですけれど、いまではすっかり走れる、踊れるくらいに成長しました。

樹里 それぞれの心の動きも、それぞれの気持ちが違ったとしても着いていける、察知できるようになりました。そこはもう、見所ですね。是非観にきて下さい。

それは相当難しいですよね
二人 はい。

貴城 皆さん是非やって試してみて、難しさを感じて下さい。

樹里 ご覧になったら、家でやってみて下さい。


大澄さんは二人を見てどのようにお感じですか

大澄 今回僕は振り付けもしているんですが、とにかく最初は大変でしたね。回を重ねるごとに本当にぴったり、本当に一つになっているという感じが、これは初日を観ていただければビックリしますよ! 

二人 ハードルを上げてる(笑)

大澄 どうなってるの? って感じですよ。びっくりします。


ずっとお尻をくっつけている状況なんですよね

樹里 はい。それで唄ったり踊ったりします。

貴城 お芝居も全部です。

大澄 ずっと一緒に寝てたんだよね。

貴城 はい、私生活も一緒に・・・稽古中はね(笑)・・・ウソです(笑)。 そのくらい合っていますよ。


岡さんから見てこの二人の動きはいかがですか

 一番最初は動き辛そうに「足どうしよう?」ってくっつけてゴムみたいなもので縛り付けながら演っていたんですけれど、だんだんそれが無くなって、まるで最初のゴムが着いているように今は完璧に動いていますね。着いているのはお尻じゃなくて腰の部分なので余計難しいですね。これで横移動や、後を振り返ったりも全部一緒なので・・・完璧です。

下村 マジックテープ着けて演ったのも無駄だったんだよね。

樹里 無駄でしたね。自力が一番です。

マジックテープでもやってみたんですか

樹里 練習のためにやっていたんですけれど、もう要らないですね。全部自力で出来るようになりました。
拝見するとお二人の背の高さも同じように見えますが

樹里 はい。一緒なんです。

もともとですか

樹里 もともと背は同じくらいで、手の長さも体型も、寸法が似ているんですね。

 稽古場での稽古着なんかも似て来たんですよね。

貴城 そうなんですよ。

 計画してなくても同じ色を着て来て「やっぱりその色だと思った。」とか言っているんですよ。

貴城 そうなんですよ。朝会うたびに「何か気持ち悪い・・・」(笑)

それは二人の心が通じ合っているということですね

樹里 そうなんです。そういう事ですね。


貴城さんと樹里さんは、宝塚時代もこんなにくっつく事は無かったですか

貴城 こんなにくっつく事は無いですね。こんなにくっつく事は誰とも無いです。

 ラインダンスでもこんなにくっつかないですね。

樹里 公演で数回一緒になったことはありますけど、話す機会もあまりなかったので・・・今回はお世話になりました(笑)

貴城 こちらこそ、ありがとうございます(笑)。でも本当にデイジーが樹里さんで本当に私は幸せで・・・ありがとうございます。面白いし楽しく稽古場も出来たので、それが何よりでしたね。


お二人は今は素敵な真っ白な衣装ですが、十四着の衣裳をお召しになるという事ですし、岡さんも野生的な衣装ですが、衣装について伺えますか

貴城 衣装は十四着で、宝塚の時にもこんなに着替えた事があったかな・・・くらいの多さなので、昨日一幕の舞台稽古をやって一応全部着替えは間に合ったので「さすが私たちだな、と(笑)。自我自賛してどうする、って感じなんですけれど。

樹里 30秒で着替えるところもありますので。

貴城 宝塚で鍛えられただけあって、驚く早さでね(笑)。

樹里 どの衣装も凄く可愛くて、全部おススメなんで。

貴城 これ以外にも、もっと可愛いのがありますし。

樹里 全部シンメトリーで、デザインもお揃いで。

貴城 どんどん一幕から二幕にかけて二人が成長していくというか、世間に出て行くというのも衣装で現されているので、そこら辺も是非注目してご覧頂きたいと思います。


岡さんはワイルドな衣装ですが

 本当にね大変でした。こういう衣装を着る、って聞いて――一ヶ月前だったんですけれど――ちょっと身体作らないと、って。

貴城 日に日に黒くなって(笑)、・・・日に日にムキムキになって(笑)

 でも本当に衣装は今回凄いですね、「近くで見られないのが残念!」っていうくらい。近くでまじまじと見ると「こんなになっているんだ!」っているのが有って、お二人の衣装は凝っているのが沢山で素晴らしい、衣装というのもその舞台の一部だというのを今回まじまじと思い知らされた、素晴らしいものだと思います。お楽しみに。


● 最後にお二人でPRをお願いします

貴城 この作品は自分が出演するからという訳ではなく、本当に前から観たいと心底思っていた作品です。それを自分がヴァイオレットとして演じることがとても嬉しいですし、日本初演ということで責任も大変感じておりますが、明日初日を迎えてお客様に楽しんでいただけるよう、喜んでいただけるよう、感動していただけるようにカンパニー一丸となって頑張りたいと思いますので、是非々々劇場に足をお運びください。

樹里 このサイド・ショウは観なきゃ損します! 是非いらして下さい。

● ありがとうございました

 

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