１９８６年、キャロル・チャニング（『ハロー・ドーリー』『紳士は金髪がお好き』）とメリー・マーティン（『サウンド・オブ・ミュージック』『結婚物語』）の主演で初演され、好評を得た傑作コメディ『ＬＥＧＥＮＤＳ！』＝『伝説の女優』

この作品が、浅丘ルリ子・木の実ナナの初顔合わせにより、１１月１５日より上演されることになり、大勢のカメラ・記者が詰め掛ける中で、製作発表会見が行われました。

浅丘ルリ子さん演じる、レアトリス・モンセーはアカデミー主演女優賞を受賞した、清純派の大女優。いつも修道女とか聖女を演じて、優しい美しさで評判の上品で優雅な美女。
片や、木の実ナナさん演じる、シルヴィア・グレンはアカデミー助演女優賞を受賞した、娼婦役しか演じたことが無い、強くて強引なタイプの華やかな美女。

“伝説の映画女優＝ハリウッドスター”の二人は、水と油、犬猿の仲。その二人にブロードウェイの舞台での共演の話が舞い込み・・・、というところから始まるこの舞台。
劇中ではカツラも飛ぶほどの大喧嘩のシーンもあるということでも話題になっていますが、上質のボードヴィル的作品であると同時に、感動的なエンディングを迎える温かい作品でもあります。

記者会見でも、白のロングスリーブと黒のノースリーブ、金髪と茶髪と対照的なファッションで登場したお二人。浅丘さんは「小劇場は２回目、洋物は３回目、幕開きから最後まで引っ込めないのは初めてで、慣れない事が多く不安ですが、共演者の力を借りて頑張りたいと思います。絶対損はさせませので、どうぞ観に来てください。」木の実さんは「去年は舞台が無かったので２年ぶりになります。憧れの浅丘さんとの共演で大きなチャレンジですが、ルリ子さんの胸を借りて、お客さまが素敵だなと思える舞台になればいいと思います。120％のパワーで頑張ります」と、それぞれに舞台に向けての決意を語ります。

その後のやりとりも、既に役柄を掴んでいる様子で、お互いを認め合いながらも、静と動の対応に役作りの雰囲気が伺えます。

共演者として、ハンサムな男性ストリッパーにミュージカルでも活躍の大澄賢也、二人の共演を企てるプロデューサーにベテラン斉藤晴彦、ユーモアたっぷりのメイドに個性的実力派の高畑敦子、騒動に巻き込まれる警官に青年座のホープ横堀悦夫、と理想的なキャスティングが揃いました。

公演は１１月１５日（金）〜１２月１５日（日）、天王洲のアートスフィアにて
お問い合わせは、東京音響 03-3201-8116、アートスフィアチケットセンター 03-5460-9999

　なお、この製作発表会見の模様の動画と、公演の詳細は特集として掲載の予定です。
　どうぞ楽しみにお待ちください。