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 上方女流落語家・桂あやめ、東京で独演会を開催
噺家になって20周年を迎えた上方女流落語家・桂あやめが、地元大阪で開いた記念の会の東京編を開催することとなりました。

 桂あやめは1964年神戸市生まれ。82年、五代目桂文枝に入門。桂花枝の名前をもらい、94年、三代目桂あやめを襲名。今を生きる女を描く自作新作落語で、87年「ABC漫才落語新人コンクール最優秀賞」、93年「大阪市きらめき賞」、97年大阪の若手芸術家に与えられる「咲くやこの花賞」を受賞など、これまで男だけのものと思われていた落語を女でも無理無く語ることができることを初めて実現したパイオニアです。

 今回は一席目が、みずからの妊婦体験(9月上旬出産)からまさに“産まれた”最新作『マル高VSヤンママ真昼の決闘』。十代のヤンママと高齢妊婦(いわゆるマル高)が母親学級で火花を散らす、実体験の魂の叫び「ソウル落語」などと呼ばれています。
 もう一席は、古典落語を女側から見る、という視点ではじめて取り組んだ『立ち切れ・小糸編』。古典落語の名作『立ち切れ線香』から若旦那に恋い焦がれて死んでいった芸者・小糸を主役に、ライバル芸者、若旦那付きの丁稚・定吉、小糸を想う盲目の地唄師匠などを絡ませ、まったく新たに創作した外伝です。

 この会では、師匠桂文枝がまずオリジナル版『立ち切れ線香』で、古き良き時代の大阪船場や色街の世界を演じたあと、それに答える形で『小糸編』を語るという構成が実現しました。また、ゲストに紙切りの林家二楽を迎え、平成14年度芸術祭参加公演となります。

桂あやめ独演会
<平成14年度文化庁芸術祭参加>

日時:
2002年11月4日(月・祝) 午後2時開演(開場は30分前)
出演:
桂あやめ「マル高VSヤンママ真昼の決闘」「立ち切れ・小糸編」 / 桂染雀
ゲスト 桂文枝「立ち切れ線香」  林家二楽(紙切り)
場所:
渋谷クロスタワーホール
料金:
前売 3,000円  当日 3,500円  全席自由
<チケット取扱い> チケットぴあ 03-5237-9999
落語王    03-3372-1481
お問合せ: 落語王 03-3372-1481
   

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