アット・ニフティ シアターフォーラム
 唐沢寿明&木村佳乃『ミー&マイガール』製作発表
 1937年のロンドンでの初演では、第2次世界大戦の勃発により中止となるまで、1646回のロングランを記録したミュージカル・コメディ『ミー&マイガール』

 ハートフルでロマンティックなストーリーと、親しみ易く美しい音楽が観客の心を捉えたこの作品は、その後も世界各国で上演され、1986年のブロードウェイでは「主演男優賞」「主演女優賞」「振付賞」の3部門でトニー賞を受賞。日本でも1987年(剣幸・こだま愛・涼風真世)、1995年(天海祐希・麻乃佳世・真琴つばさ)に宝塚歌劇団で上演されています。

会見風景

 その『ミー&マイガール』が2003年3月に帝劇で上演されることとなり、主演の唐沢寿明さん、木村佳乃さん、涼風真世さん、そして演出の山田和也さんが出席しての製作発表が行われました。

唐沢寿明さん 今回の上演では、基本的にロンドン・BW版を踏襲した宝塚(翻訳:清水俊二、訳詞:岩谷時子)とは異なり、翻訳(丹野郁弓)訳詞(高橋亜子)美術(太田創)衣裳(小峰リリー)などを一新。
 新演出で望むという山田和也さんは「BWで観て、演劇の素晴らしさを改めて感じた。観終わった後の幸福感が残る作品にしたい」と抱負を語ります。

 その山田さんに「今、日本でビルを演れるのは彼しかいない」と言われた唐沢さんは「楽しいものが好きなので、心から楽しんで演りたい。絶対面白くなる。」と自信満々。
「お客さんも一緒に踊りたくなるような、もう一回観たいと思えるような舞台にしたい。」と、今から楽しみな様子です。

木村佳乃さん 今回がミュージカル初挑戦となる木村さん。山田さんに「舞台の上でとても素直になれる人」と評されて、「ミュージカルを見るのは小さい時から好きでした。三回目の舞台ですが、感情と歌、踊りがバラバラになりそうなので、不安がないように、感情を大事にして演りたい。」と語ります。また、既にタップのレッスンを始めるなど、意欲満々の様子。

涼風真世さん 宝塚時代に同じ役を演じた涼風さんは「男役時代とは違うので、全く新しく取り組みたいし、自分でもどんなジャッキーが出来あがるか楽しみ」と、こちらは余裕の様子。山田さんも「初演では艶やかで、綺麗で、妖艶で、一寸悪女で、とても良かった。今回も楽しみ。」と信頼を寄せます。

 その涼風さんが出演していた初演を、唐沢さん、木村さんのお二人もご覧になっていたとか。更に、山田さんは東宝入社直後で同公演の舞台監督をしていたことも明かされ、まさに不思議な縁で結ばれた作品と言えそうです。

山田さん、木村さん、唐沢さん、涼風さん 1幕のラスト、ハイライトナンバーの「ランベス・ウォーク」では、客席を巻き込んで踊りたいという唐沢さん。ほどほどにという山田さん。春の帝劇では陽気でハッピーな舞台が観られそうですね。


 公演は、2003年3月2日(日)〜30日(日) 有楽町・帝国劇場にて
 前売および電話予約は11月16日(土)より、東宝テレザーブ(03-3201-7777)他にて開始されます。

 お問い合わせは、帝国劇場 03-3212-7221 まで


 なお、この製作発表会見の模様と、公演の詳細は近日中に特集として掲載を予定しておりますので、暫くお待ちください。

   

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