『コーラスライン』の作者、ジェームズ・カークウッドによって書かれた『伝説の女優−LEGENDS!』は、“ハブとコブラ”と称される程の犬猿の仲である、二大ハリウッド女優のバックステージを、コミカルに、そして感動的に描いた作品。
1986年より全米で公演されたこの大ヒットコメディが、浅丘ルリ子・木の実ナナという初顔合わせで11月15日よりアートスフィア(天王洲アイル)で日本初演されることとなり、その舞台稽古と会見が同劇場で行われました。
つかみ合いの大喧嘩もある、ということで公演前から話題を呼んでいるこの舞台。通し稽古を前に舞台衣裳で会見に臨んだ二人は「火花散るバトルを楽しんでくだされば嬉しい。」と、一ヶ月間に及ぶ公演に、やる気満々といった風情。
前評判通りの激しいシーンで青痣も出来ている、とのことですが、「女優二人がいがみ合っている面白いドラマは滅多にないと思う。良くこの芝居を見つけてきて、私たちに演らせてくださった。」と語る浅丘さん。
「女優、そして女の凄さ・パワーを感じて欲しい。」と、木の実さんも先輩との初共演に多少緊張の色を見せながらも、一歩も引かない様子。
舞台のラストには、二人が歌って踊るショー・シーンもあるとのこと。
女優同士の腹の探り合いの会話を楽しみ、大いに笑って、時にはハラハラして、最後には感動と共にエンディングを迎える、見所たっぷりの舞台となりそうです。
共演陣は、ハンサムな男性ストリッパーに大澄賢也、二人の共演を企てるプロデューサーに斉藤晴彦、ユーモアたっぷりのメイドに高畑淳子、騒動に駆けつける警官に横堀悦夫。
歌と踊りに彩られた、華やかなフィナーレにたどり着くまでには、どのようなドラマが展開されるのでしょうか。
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