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割烹着から芸者姿に! 泉ピン子主演『ちょいといいかな、女たち』舞台稽古
 泉ピン子さんと言えば、TVドラマ「渡る世間は鬼ばかり」でのラーメン店のおかみさん=小島五月役を思い浮かべる方も多いと思います。
 その通称「渡鬼」も昨年の芸術座1・2月公演で既に6度目の舞台化を数え、2001年には同役で菊田一夫演劇賞も受賞されている泉さんですが、5月3日に幕を開ける芸術座公演『ちょいといいかな、女たち』(石井ふく子=原案・演出、清水曙美=脚本)では福島県・いわき湯本温泉の芸者に扮して踊りと歌も披露するということで、その舞台稽古が2日に同劇場で行われました。

 「いわき」といえば、美空ひばりさんの名曲「みだれ髪」(作詞=星野哲朗、作曲=船村徹)にも歌われた塩谷埼でも知られ、現在では歌碑、そして前に立つと歌が流れる「遺影碑」が建立されています。今回の公演でも、その「みだれ髪」と「ふるさとはいつも」が主題歌として使われ、舞台の雰囲気をさらに盛り上げます。

 舞台稽古の前に記者会見に臨んだ泉ピン子さんは、自身の芸者姿に「嬉しいわ。綺麗になっているかどうかは皆様の判断ですが、自分ではウットリしております。ずっと白衣ととげぬき地蔵のズボンでしたから、早替りで衣裳が沢山着られるのも嬉しいし、カツラも重くないです。」と、至極ご満悦の様子。去年から口紅を買ったりして気合を入れていたそうで、自然と話も弾みます。

 共演は京唄子さん、熊谷真実さん、山田まりやさんらで、「稽古をしていても、毎日が楽しいから疲れない。あっという間に時間が経ちました。」と語る横から、相槌や笑い声が入るなど、息もぴったりの雰囲気。

 「休みがないくらい、出ずっぱりの喋りっぱなしで本当に大変。」とのことですが、「目指すのは大衆演劇。お客様に身を乗り出して観ていただいて、泣いて、笑って、必ず得をして帰っていただける舞台です。」と、充実した舞台の出来栄えに手ごたえを感じている様子の泉ピン子さん。

 他人同士だけど本気で向かい合い、心の絆を感じる女たち。心の繋がりが感じられる人間ドラマは、観た人の胸にどんな思いを残すのでしょうか。




山田まりやさん、京唄子さん、泉ピン子さん、熊谷真実さん (左より)

 公演は5月3日(土)〜6月29日(日)東京・有楽町の芸術座にて
 チケットのご予約は東宝テレザーブ (03)3201-7777 まで

 

 

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