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バージョン・アップした再演。『風と共に去りぬ』舞台稽古
2001年7〜8月に東京・帝国劇場で初演され、昨年暮れから大坂、4月には名古屋と再演されてきたオリジナル・ミュージカル『風と共に去りぬ』。5月5日からの帝劇での凱旋公演の舞台稽古と、主演の大地真央さん、今井清隆さんの記者会見が4日に行われました。


 宝塚での新人公演・ストレートプレイ・ミュージカルと繰り返しスカーレット・オハラ役を演じてきた大地さんは「1年ぶりに帝劇に帰ってきました。再演ですがレッドが変わって変更点も沢山あるので、新鮮な初演の気持ちでやりたい」と余裕の表情。一方、初演のアシュレーから変って、今回レット・バトラーを演じる今井さんは「(東京では)初お目見えで緊張しています。(初演と)全然役柄が違うので、気持ちも違って、前回は抑える役でしたが、今回は発散して演りたいと思います。」といささか緊張の面持ち。
 大地さんに「タイプ的には今回の方がお似合い。前回は無理があった。」と言われて、「自分でも思っていたが・・・(笑)、張り切っています。」と、ようやく笑みがこぼれます。

 殆ど出ずっぱりで叫んで唄って、衣裳が22着有るというスカーレット役に「肉体的も精神的にもハードでキツイ役ですが、演りがいのある役だし、素晴らしい原作を日本人の手でミュージカルに創ったというのはとても大変なこと。」と語る大地真央さん。公演中は好きなお酒も飲まず、食事のバランスを考えるなど、体調の維持管理に努めているとのこと。

 昨年暮れから上演を重ねてきたということで「カンパニーが仲良しで雰囲気がいいし、暗いけれど希望が持てる作品で、皆がこの作品を愛して良いものにしたいという気持ちが一つになっているので、去年よりグレードアップしています。」「再演は良くて当たり前の部分もあるなので、自分たちも厳しく新鮮な気持ちを忘れないで、この一ヶ月間、一回一回の公演を大切に演っていきたい。」と、東京公演に臨みます。

 今回のスカーレット像については「大変な人で、元気で、切り替えが早くて、前向きでエネルギッシュ。彼女の持っている可愛らしい部分とかピュアな部分も大切にしたいと思っているし、わがままで気が強くて勝気なお嬢様なだけではなく、彼女の持つ多面性を色んなシーンで出せたらいいなと思っている。」と意欲を見せる大地さん。
 、今井さんに「凄くチャーミングで魅力的な部分が重なる」と評されて、「スカーレットほど強くないけれど、「明日考えよう」という名台詞など、教えられる部分、影響される部分がいっぱいある。」と、何度も演じて代表作の一つとなったスカーレット役との一体感も感じている様子でした。


 舞台稽古では「帝国劇場は細かい動作まで客席から見えるので、隅々まできちっと演って欲しい。」と演出の山田氏から指示が飛び、舞台の広さや機構の違いによる変更など、細かいチェックを念入りに繰り返しながら、初日に向けての準備が着々と進んでいました。


 大地さん自ら「バージョンアップした舞台で、とても良い作品に仕上がっていると言う手応えを感じています」というこの公演。5月5日(月・祝)〜31日(土)まで、東京・帝国劇場にて上演されます。






今井清隆さんと大地真央さん(左より)
 チケットは、東宝テレザーブ(03-3216-7777)他で扱い中です。
 



 

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