シアターフォーラム    
シアターフォーラム 新作登場! 舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』製作記者会見


両津勘吉役・ラサール石井

秋本麗子役・大河内奈々子

中川圭一役・伊藤明賢

麻里愛役・斉藤レイ

擬宝珠纏役・原 史奈

 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といえば『こち亀』の愛称で親しまれ、週刊少年漫画誌で1976年より28年間、一回の休載もなく連載を続けて、掲載回数は1300回を超え、単行本も135巻を数える(8月4日に136巻発売予定)という、文字通りコミック界において前人未到の記録を更新しつづけている人気作品です。

 また、1996年にはテレビアニメがスタート。2000年には映画版も制作(2003年12月・第2作公開予定)された『こち亀』が初めて舞台化されたのは1999年。アニメ版でも主役の両津勘吉役を演じているラサール石井さんの作・演出・主演により物語の地元・亀有をはじめ、銀座、大阪、神戸、滋賀などで上演され、2001年には再演も行われました。

 そして、2003年夏、新たなキャラクターを加えての新作が上演されることとなり、その製作記者会見が21日に開かれました。
 記者会見に臨んだのは、両津勘吉役のラサール石井さんを始め、前回に引き続いて秋本麗子役で出演する大河内奈々子さん、初演からお馴染みの中川圭一役の伊藤明賢さんと麻里愛役の斉藤レイさん、そして今回、人気キャラクターの擬宝珠纏役で初出演する原史奈さんの5人。
 それぞれがキャラクターのコスチュームに身を包み、ヘアメイクをしての登場は、前回の公演の時も評判となった通り、原作コミックの登場人物にそっくりです。

 今回も作・演出、そして主演もするラサール石井さんは「前回の公演では、子供たちにも笑って貰いましたが、付き添いのお父さんお母さんにも、――脚線美とコスプレでお父さんに、海パン刑事のダンスでお母さんに――喜んで頂きました。今回も同じテイストですが、公演時期がお盆・終戦記念日の頃ということと、今の世界情勢を踏まえて、戦争のことや、この世界を作ってきた先祖に対して霊を癒す意味合いを込めています。そうしたメッセージを、硬くなく笑いながら何となく心に染み込むようにしました。」と、今回の新作の狙いを語ります。

 大河内奈々さんは、前回公演より伸ばし続けた髪を染めて地毛で演じるほか、「前回は他の出演者に比べておとなしかったけれど、踊って歌って頑張りたい。今回は何でもやる」と意欲満々。
 初参加の原史奈さんは「江戸っ子のチャキチャキで、男の子みたいな役です」と明るくコメント。劇中では和太鼓の演奏も披露するそうで「筋肉痛ですが頑張ります。」と、人気キャラクターへの挑戦に力が入ります。

 また、出演者が少ないので、全員が別の役やアンサンブル、バックでの踊りも担当し、それぞれ5〜6パターンの衣裳を着るとのこと。伊藤さん曰く「子供向けなのに露出度が高い」そうで、バニーガール姿も披露する大河内さん、ビキニ姿の斉藤さん、海パンの伊藤さんら、出演者はシェイプアップと筋トレに励んでいるとか。

「前回の終演後、原作者の秋本治先生に「是非もう一度やって欲しい。お金が無いなら印税を出してもいい」とまで言われ、その熱意に押されて再演を決めました。」とラサール石井さん。「ミーティングをしてストーリーのアイデアを貰ったり、協力・監修という感じです」と原作者のお墨付きのもと、和気藹々と稽古も進んでいる様子で、チームワークも万全のようです。

お台場冒険王 両さんの縁日 に勢ぞろい
 また、製作発表終了後は、5人揃って現在開催中の「お台場冒険王 両さんの縁日」のミニステージに登場してトークショーを開催。直前まで激しく降っていた雨も、イベントの時はすっかり上がるタイミングの良さで、集まったファンの方たちと「こち亀」に関するクイズなどで交流を楽しんでいました。




舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
〜海パン刑事の逆襲・檸檬も出るのじゃ!〜

 公演は8月 6日(水)〜17日(日) 銀座・博品館劇場
    8月20日(水)       茨城・土浦市民会館
    8月26日(火)       富山・富山県民会館
    8月28日(木)       大阪・サンケイホール
    8月30日(土)       名古屋・テレピアホール


『こち亀』公式サイト(集英社)
    (C)秋本 治・アトリエびーだま/集英社・フジテレビ・ASATSU-DK

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