ジョン・トラボルタの主演で大ヒットした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』
昼間はペンキ屋で働き、土曜の夜だけはディスコのキングとなる青年を主人公としたこの作品は、1998年にロンドンで初めて舞台化され、翌'99年にはブロードウェイで開幕、そして今年、東京・新宿のコマ劇場で上演されています。
新宿といえば、70年代にディスコのメッカとして一世を風靡した街。その街の中心にあるコマ劇場で、こうした作品が上演されることは当時を知る世代の方々には懐かしく、また若い世代には新鮮に映るのではないでしょうか。
最近では、1960年代風の音楽で2003年のトニー賞を獲得した『ヘアスプレイ』、70年代のポップスグループ「ABBA」のヒットソング22曲で綴る『マンマ・ミーア』など昔の楽曲を用いたミュージカルがヒットしていますが、この『サタデー・ナイト・フィーバー』も、70年代ディスコ・ブームの立役者となったビー・ジーズのサウンドが全編に溢れる作品。
勿論、劇中に登場するディスコ「オデッセイ2001」の場面では、舞台そして客席にミラーボールが回り、様々な色のライトが点滅を繰り返し、パーカッションの効いた生演奏に乗って、総勢40人を超えるダンサー達が迫力のあるステップを繰り広げます。さらに、カーテンコールではキャストが客席まで降りてきて、スタンディングを促し、劇場全体が巨大なディスコと化します。
今月の27日には、閉店していた1980年代を代表するディスコ「MAHARAJA(マハラジャ) TOKYO」が東京・六本木に再オープン。店内中央に置かれたマハラジャのシンボル、象牙をかたどる金属製モニュメント、観客が踊れるゴージャスな「お立ち台」などが復元されるなど、再びディスコブームが訪れる予感のする今年の夏。
一足お先に、ディスコを体験してみませんか?