鴻上尚史氏が童話「シンデレラ」で感じた様々な謎の解明に自ら挑んだ作品、『シンデレラストーリー』が大阪・名古屋での公演を終え、8月31日まで、東京・渋谷の青山劇場にて公演中です。
東京公演の初日を前に、舞台稽古と記者会見に臨んだ大塚ちひろさん(シンデレラ)、井上芳雄さん(王子チャールズ)、デーモン小暮閣下(魔法使い他)は、既に2週間の公演を経た後とあって表情にも笑顔が見え、記者団の質問にもジョークで返すなど余裕の様子。
タイトルロールを演じる大塚さんは「緊張を楽しみながら、新たな気持ちで頑張りたい」とコメント。大阪・名古屋公演ではお子さんに笑って貰えたのが嬉しかったそうで「小さなお子様から大人まで楽しい時間を過ごせる舞台です。」と自信も芽生えた模様。
3役を早替りでこなすデーモン小暮閣下は「青山劇場は広いので動きが大きくて疲れる。」と言いながらも「日によって客席の反応が違うので、その反応に応じて自分たちも変化を楽しんでいる」と、満更でもない様子。「シンデレラだけでなく、登場人物それぞれのキャラクターが楽しめるし、元のストーリーへの肉付けが面白い。全体のチームワークを楽しんで欲しい。」
「究極の王子像を追求する」と製作発表で語っていた井上さんは「大阪・名古屋とはまた違った客席の反応があると思うので楽しみです。精一杯力を尽くして演りたい」と力強いコメント。「何も考えずに観に来て楽しめる作品。でも観終わった後にジンとしたり、人生を考えるかも」と作品の奥深さを語ります。
「皆が知っているストーリーだが、教訓が入って大人が観ても納得、何度も観たくなる。」とデーモン小暮閣下。大塚さん曰く「幸せ一杯の3時間」を過ごしに劇場に足を運ばれては如何でしょうか。
また、現在発売中のCDに続き、青山劇場公演を収録したDVDも発売が決定したとのこと。
劇場で、自宅で、2度・3度と楽しめる作品と言えそうです。
『シンデレラ・ストーリー』公式サイト