●フライングをされるお気持ちを聞かせていただきますか
一路 私ももちろん初めてのことなので、不安は一杯なんですけれども、でもどちらかと言うと、私も涼風さんと一緒で高い所が大好きで・・・
森 好きなの?
一路 はい、好きなんですよ。何処に旅行に行っても一番上まで歩いて、塔とか登ったりするので、今回はそれが自分の力無くして上に上がれるということで非常に楽しみにしているんです。帝劇の上からお客さまを見下ろすという、そういう場所に行くことは最初で最後かも知れないので、充分一ヶ月楽しみたいと思っております。
涼風 (力を入れて)とっても楽しみです! 私も高い所が本当に大好きで、あの、高い所に行った時に真下を見るのが大好きなんですね。皆さん足がすくむって仰るんですけれど、私は本当に好きなので、本っっ当に楽しみにしています。以上です。
森 私あの、このお話をいただいた時に丁度帝劇で堂本さんの『SHOCK』を観ている時だったんですね。で、「うわーっ、格好いい!」と思ったんですけれど、私、高い所、まっったく駄目でございまして、どういう状況でどうなるのかということに関して、今からもう恐怖感で、高い所に上って練習しようかなと思っておりますが、とにかくも、高い所に上ってしまえば後は、今度は慣れでございますからね。ええ、後はお客さまの恐怖感だけでございますから、それに私は多分大丈夫だというふうに思っておりますけれども、ご迷惑を掛けないようにしようと思っております。
●フライングの機構はロンドン製ということですが
山田 ロンドンのステージ・テクノロジーという会社が作っています。
●装置は日本ですね
山田 舞台美術は、デザインは日本です。
●フライングと言うのはやはり工事ですとか、そういうものが必要なんでしょうか
山田 技術的なことですけれど、帝劇の客席の天井裏に少し補強をしなきゃいけないということで・・・(場内笑)・・・あ、あの森さんだからじゃないんですけど、まあ、より入念に、なので通常より仕込みの期日をちょっと多めに取ってやらせていただきます。
●そうするとかなり制作費ですとか、お金も掛かるんでしょうか
山田 コストですか。コストは後できっとプロデューサーがこっそり教えてくれるかも知れませんけれど、それはそれなりに掛かるものだと思います。
東宝 4000万です。
山田 フライングのみで、それくらいと思っていただければ。
●陣内さんは飛ばれないのですか
山田 残念ながら。
陣内 私、あの箱馬に乗っただけで立ちくらみがするもんですから(場内爆笑)。いや、本当に。