12月2日に初日を迎えた、ミュージカル『イーストウイックの魔女たち』。帝劇初出演で悪魔ダリルを演じる陣内孝則さん、その悪魔に翻弄される三人の女性を演じる、一路真輝さん、涼風真世さん、森公美子さんはフライングシーンがあることでも話題になっていますが、3日の公演終了後、その感想などを交えた記者会見が開かれ、またまた爆笑の渦となりました。
マチネの公演を終えて、汗の乾く間も無く舞台衣裳・メイクのままで記者会見場に現れた4人は、その余韻からか最初からハイテンション。
公演中に客席から声が掛かったという陣内さんは「掛け声を聞いた時は嬉しかった。帝劇が自分のフィールドになりつつある。」と充分な手応えを感じている様子。客席から思わず声のあがるようなキワどい場面も本気で演っているそうで、お相手となる涼風さんは「触ってていただいて気持ち良い。ありがとうございます」と笑顔を見せますが、「さすがプロフェッショナルで、暗転になると、さっと次に行くんですよ。」と陣内さんはちょっと残念そうな表情を見せます。
話題のフライングシーンの感想を問われて「パパパァ〜ンと飛ぶので、凄く気持ち良い。超楽しい。」と声を揃える女性陣。初日に飛んだ後は感動のあまり涙も出たそうですが、一方、陣内さんからは「客席が皆フライングに見とれて、後ろで一生懸命歌っているのを見てくれないので、私も泣きました。」とのコメント。しかし、後ろで歌っている陣内さんにもスタッフの緊張が伝わってくるそうで、そうした陰の力が華麗なシーンを支えていると言えそうです。
そして、今回は女優陣の衣裳も見所のひとつ。セクシーなものから華麗なものまで、様々なコスチュームで登場しますが、「テニスウェアが一押し」という森さん。「恥じらいもありますが、他の二人のウェストより太いという太腿で身体を張ってます。」とアピール。「その姿を見て、安心しました。」という一路さんは、バスタオル一枚というシーンもあるなどドキドキするような姿が随所で見られそうです。
出演者たちが口々に「とにかく出ていて面白い。」「自分たちで観たい。」「今まで演った中で一番楽しい。」と語るこの舞台。アンサンブルを含めた息もぴったりで、レベルの高い歌・ダンスが繰り広げられます。「魔法、プレゼントと12月にぴったりの舞台。観ないと損しますよ。恋人同士の勝負ミュージカルとして、プレゼントにチケットはいかが。」とキャストからはお薦めのメッセージ。