2001年、2002年に続き、3年連続で上演されることになった『天国の本屋』。現在も増刷を繰り返すベストセラーの舞台化であるこの作品は、脚本・演出に「筋肉ミュージカル」など様々な作品を手掛ける中村龍史氏、音楽を手掛けて舞台上でキーボードを演奏する松谷卓氏という初演からのスタッフのもと、今回のキャストは、昨年に宝塚歌劇団を卒業し、現在はNHK朝のテレビ小説「てるてる家族」に出演中の紺野まひる、「仮面ライダー龍騎」でブレイク、熱烈なファンの支持を受ける須賀貴匡、近年では舞台での活躍も目立つルー大柴、という顔合わせになりました。
【STORY】
ひょんなことから、まだ死んでもいないのに“天国”の本屋でアルバイトをする事になった青年サトシ。
「なんで俺が?!」
しかし、ヤマキという男に連れてこられたのは、まぎれもない“天国”。
戸惑いを隠せないサトシ。
その本屋では、すでにユイという女の子が働いていた。
どこか不思議な魅力のある彼女。
しかし、彼女は心に壁をつくって過ごしていた。
「何故?」「何処?」「誰?」
訳が分からないサトシだが、とりあえず店長代理ということで働きはじめるのだった。
「お兄ちゃん、これ読んで!」
本屋に遊びに来る子供たち。
この本屋には、本を朗読してあげるサービスがあったのだ!
「え? 俺が読むの?」
最初は気が乗らないサトシだが、子供たちの純粋さ、素直さにひかれ、一生懸命に要望に応えようとする。
そんな彼の姿にユイも少しずつ心を開きはじめる。
彼女は誰にも言えない秘密があった。
彼が“天国”の本屋へ呼ばれた本当の理由とは?
そして、二人の恋の行方は?!