“美形男優劇団”として20代〜30代の女性に人気急上昇中の「劇団
Studio Life」が、小劇場界としては異例とも言える劇団の写真集「Studio Life ビジュアルブック Troubadour(トゥルバドール)」を12月18日に白泉社より発売、その記念イベントと握手会が三省堂書店・有楽町店で行われました。
この「Troubadour」には、7つの設定で演じられる、ほぼ全ての劇団員が参加した撮り下ろしのグラビアを始め、劇団の過去資料や、個人インタビュー、対談、漫画家・萩尾望都氏によるリポート漫画(再掲)など見応え、読み応えのある内容が満載。
イベントには、劇団員の笠原浩夫さん、山本芳樹さん、深山洋貴さん、岩崎大さんの4人が参加。握手会に参加できるのは同書店で予約・購入した限定300人でしたが、瞬く間に定員に達し、その後も問い合わせが絶えなかったという人気ぶり。
その幸運な300人の方を含め、寒空の中に集まった多くのファンの前で、グラビア撮影時のエピソードや、出版の感想、女性の役を演じることなど、様々なトークが繰り広げられましたが、有楽町の駅前に突然出現した若い女性の集団に「何があるんですか?」と覗き込む、勤め帰りのサラリーマンの姿も見受けられました。
「Studio Life」次回公演は清水玲子原作(白泉社刊)、倉田淳脚本・演出のSFファンタジー『MOON
CHILD 〜月の子〜』。東京公演は2004年3月4日(木)〜16日・アートスフィア、大阪公演は2004年4月2日(金)〜4日(日)・シアター・ドラマシティ。他に仙台、名古屋、福岡、広島での公演も行われ、2万1千人の観客動員が予定されています。
なお、このイベントの模様は、近日中に動画にて掲載を予定しております。どうぞ楽しみにお待ち下さい。
【 Studio Life 】男優集団。1996年、萩尾望都の名作コミック「トーマの心臓」の初舞台化の成功を機に「ヴェニスに死す」「死の泉」「月の子」「LILIES」などの文芸耽美作品及びコミックを次々と舞台化。女性演出家の倉田淳の演出力と、男優達の織りなす美しい舞台は女性観客のみならず、多くの演劇ファンの注目を集めている。以前より、再演の要望が強かった『月の子』が2年ぶりにヴァージョンアップしてアートスフィアに登場。