シアターフォーラム    
シアターフォーラム 第29回菊田一夫演劇賞発表。大賞は、山口祐一郎さん

 今年で第29回を迎える『菊田一夫演劇賞』の受賞者が、恒例により、菊田一夫氏の命日にあたる4月4日に菊田一夫演劇賞選考委員会(委員長 松岡 功氏)から発表されました。

 菊田一夫演劇賞とは、ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」「君の名は」の作者として著名であり、その他にも映画・演劇において原作・脚本・演出など、数々の名作を世に送り出した菊田一夫氏(1908〜1972)の功績を記念して創設され、優れた大衆演劇を毎年顕彰するもので、1976年に第一回が行われ、現在では演劇界でも権威ある賞として知られています。


 そして今回、栄えある菊田一夫演劇大賞を受賞されたのは、俳優の山口祐一郎さん。
ミュージカル『エリザベート』のトート、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンの演技に対しての受賞となりました。なお、今回の受賞対象作である『エリザベート』は第26回の大賞を、『レ・ミゼラブル』は第14回の特別賞を受賞しています。

 また、特別賞には今年3月3日に中日劇場で上演1700回を迎えた『放浪記』の主演・森光子さんが選ばれました。

その他、受賞された方々、ならびに受賞理由は以下の通りです。

第29回菊田一夫演劇賞

一、菊田一夫演劇大賞
    (正賞 ウオルサム高級時計)(副賞 金百萬円也)

   山口祐一郎
    (『エリザベート』のトート、『レ・ミゼラブル』のジャンバルジャンの役の
     演技に対して)


一、菊田一夫演劇賞
    (正賞 ウオルサム高級時計)(副賞 金伍拾萬円也)

   松平 健
    (『用心棒』の桑畑三十郎の役の演技に対して)

   高畑 淳子
    (『越路吹雪物語』の岩谷時子の役の演技に対して)

   藤 真利子
    (『プワゾンの匂う女』の石井由梨の役の演技に対して)

   和央ようか
   花總 まり
    (『BOXMAN』におけるケビンとドリーの見事なコンビに対して)


一、菊田一夫演劇賞特別賞
    (正賞 ウオルサム高級時計)(副賞 金伍拾萬円也)

   森 光子
    (1700回を超える『放浪記』の輝かしい舞台の
     成果に対して)


なお、同賞の授賞式は4月19日(月)に行われます。



フォロミー 過去のニュース
次のニュース
当サイト掲載の情報・写真等の転載を禁じます。
Copyrigh(c) Theater forum 1999-2007 All Rights Reserved