2003年、ソロ活動を開始して3年目に「自らの世界観を音楽で表現する」試みとして、
『THE PRAYER』をスタートさせた姿月あさとさん。
自身で企画・構成を手掛ける新しいジャンルのステージを、ライフワークとして展開していくというこの公演。2003年5月の第1回『私だけの音楽(セカイ)が誕生する』では、姿月さんの“憧れとする家”をイメージしたステージ空間で、オリジナル曲をはじめ、ミュージカルナンバー等の音楽を用いた、アットホームな雰囲気のサロンコンサートを実現。
また、同年12月の第2回『私だけの輪舞(セカイ)が誕生する』では、「善と悪、人間的な苦しみや悩み」をテーマに、ストーリーを重視した多彩なジャンルの音楽と、ソロ活動開始以来初挑戦となった輪舞(ダンス)によるショーが行われました。
そして2004年5月、第3回となる『THE PRAYER』は、『私だけの音楽(セカイ)が誕生する II』と題し、「ガーデンコンサート」をコンセプトとして、姿月さんが開くガーデンパーティにお客様を招いて、音楽を通して季節の移ろいを共に感じ、過ごしていただく空間を創りあげるというステージ。
東京公演を皮切りに、大阪・福岡・名古屋と計4都市で公演が行われますが、その初日となる5月12日、日本青年館での開演を前に記者会見が行われました。
会見に「冬」の場面のステージ衣裳で登場した姿月さんは、「外国に住んで4年目で、日本の四季を凄く感じるようになったので、それを表現しようと思いました。」と今回のコンセプトを決めたきっかけを説明。ちなみに現在はオーストラリアのケアンズに在住とのこと。
コンサートでは、様々なジャンルの音楽から自分の感性で選んだという全19曲が、トークを交えながら披露されますが、途中には“姿月先生”が登場して観客に歌唱指導しながら一緒に唄うという参加型の場面もあり、そこで歌われる歌「HEAL
THE WORLD」の歌詞は、姿月さん自身が考えたものだそうです。
「皆さんの知っている曲でも、自分なりの新しいアレンジを加えていますので、新しい感情で聴けると思います」と語る姿月さん。
“姿月あさと”邸の庭で、四季の変化を感じながら、自然美と音楽のハーモニーが織りなす姿月あさとさんの世界に浸れる、2時間のコンサートは、日本の四季の素晴らしさが、改めて感じられるひとときともなりそうです。