「Bugs Under Groove」と聞いても、まだご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、浜崎あゆみ、島谷ひとみなど名だたるアーティストの振付やバックダンサーとして、日本のミュージックシーンの第一線で活躍している男たちが、2002年に結成したダンスユニットなんです。
一人一人が独立して活動する中、リーダーのTETSUとサブリーダーのTAKAが、ダンサーとしてのキャリアを通して出会った8人。
ニューヨークへのダンス留学中に出会った者、振り付けやバックダンサーの仕事を通してダンスの技術を認めあった者、グループ結成までに全員がどこかで一緒に踊ったことがあったという結束力と信頼感。そんな彼等が自分たちなりの舞台を表現し、自主公演を行うためにBugs
Under Grooveを結成。グループ名には「俺たちは虫けらじゃない!」という気概を込めています。
ダンスを中心に、芝居や歌など毎公演ごとに表現のうえで「新しい何か」を加えながら、BUGsにしかできないエンタテインメントを追求している彼らは、結成2年にして既に8本の公演に出演。
その内容も、単独での公演から、パパイヤ鈴木・西島一博・絵麻緒ゆう・など現在のダンスシーンやミュージカルをリードする人たちとの共演まで、東京を中心に大阪・名古屋などを始めとして各地で公演を行い、その実力で着実にファンを増やしてきました。
そんな彼らが、毎年夏に行っている博品館劇場での公演も今年で3回目。毎回ダンスとお芝居で一つのストーリー性のある作品を創り上げて恒例となった舞台ですが、今年は、世に流れる「情報」はひょっとしたら「呪い」と同じなんじゃないか…? という疑問からスタートします。
私達のまわりにひっきりなしに発信される情報。それが必要か不必要かを判断する暇もなく、「情報」=「知っいなければいけないもの」という強迫観念にさいなまれながら、降り注ぐ雨に打たれるように身をさらしています。
これは「呪い」のメカニズムと類似しているのでは…自分の周りにもそうした「情報に呪われた者」が山ほどいるのでは…。
もう「みんなが呪われている」状態なのかもしれません…。
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この「呪い」をBUGsがどう解いていくのか…。
というと難しく聞こえますが、ダンスを中心とした極めてお笑い仕立ての軽快で楽しい舞台。日々何となく感じる身近なことをテーマとして、年に一度の夏の芝居交じり公演。彼らが見せる芝居とダンスの融合にご期待ください。
そして、シアターフォーラムでは前回の公演時に劇場にお邪魔して、BUGsのメンバー全員に個別インタビューを実施。舞台上で見せる姿とはまた一味違った、個性豊かな受け答えをテキストと動画で是非お楽しみください。(全文のテキストは後日掲載いたします)
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