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シアターフォーラム 浜木綿子 舞台生活50周年、紫吹淳 女優デビュー『喝采 愛のボレロ』舞台稽古

 宝塚歌劇団娘役でデビューし、退団後も舞台・テレビで活躍を続ける女優の浜木綿子さん。今年で舞台生活満50周年を迎え、7月1日に帝国劇場で初日を迎える『喝采 愛のボレロ』の舞台稽古と会見が6月30日に行われました。

 今回の作品の舞台となるのは、女優ばかりの華やかなレビューが売りの桜舞踊団。といっても隆盛を誇ったのは昔のことで、今ではホテルの宴会でも不評を買う体たらく。そこへ劇団オーナーの強い要望で、かつて同舞踊団で絶大な人気を誇り、アメリカへ渡ってブロードウェイの舞台に立ち、トニー賞候補にまでなった立花麗子が戻ってくるというところから物語は始まります。

 共演者には、歌劇団のダンスの名手でありながら父親との確執などからクラブに入り浸りでレッスンにも現れない影山璃香役に、今春宝塚歌劇団を退団し、これが女優としての第一作となる紫吹淳さん、その父親である実業家の影山良一役には目黒祐樹さん。歌劇団の演出家兼振付家に左とん平さん、そして歌劇団のメンバーは、プライドの高い自称・トップスターに池畑慎之介さん、有望な若手に風花舞さん、伊織直加さん、最長老の団員に大路三千緒さん、と豪華なメンバーが揃いました。


 会見で浜さんは「それほど長く感じませんでしたが、振り返ると50年の歳月が流れていると言う実感があります。今まで余り節目を意識しないで来ましたが、多くの人との出会いが有り、その皆さんに感謝して舞台を務めたいと思います。」と、これまでの舞台生活から、さらなる「新たな第一歩」を語ります。

 また、紫吹さんは「女優としての第一作が、浜さんの記念の舞台と言う事でプレッシャーも感じていますが、色んな意味で心から喝采していただけるような舞台をお届けできればと思っています。」とコメント。共演者からも「最初は心配でしたが、稽古場でも溶け込むのが早くて、すぐに馴染んでいました。」との声があり、順調なスタートを切ったようです。

 今回の舞台では、タイトル文字に筆を取ったり、劇中で宝塚時代の歌「美わしのファナ」や、その後に発売した「ガラスの城」が流れたり、踊りを披露したりと、その幅広い才能を発揮している浜さん。「バラエティに富んでいて、面白く華やかで、歌あり、踊りあり、涙あり、笑いあり、ボレロのリズムで一体化してお帰りには満足出来る舞台です。」と、出来映えには自信の様子。


 フィナーレには紫吹・風花コンビの洋と、浜・池畑コンビの和。同じボレロの曲をバックに二組が同時に踊る場面を始め、1937年入団の大路三千緒さんから今春退団の紫吹淳さんまで、タカラヅカOGを中心としたショーが大階段を使って行われるのも、大きな見所となりそうです。









公演は2004年7月1日(木)〜7月25日(日)まで
東京・日比谷の帝国劇場にて
チケットのお求めは 東宝テレザーブ 03-3201-7777 にて

東宝サイト 

     


左より:荒木将久、大路三千緒、風花舞、目黒祐樹、紫吹 淳、浜 木綿子、左 とん平、池畑慎之介、伊織直加、臼間香世、平松慎吾


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