ロングヒットとなった「珍島物語」を始めとして、「あんたの花道」など数々のヒット曲でも実証された卓越した歌唱力と、"よしみちゃんキーホルダー"の爆発的人気でも知られる親しみやすいキャラクターで、全国的な人気を得、最近ではCMやテレビドラマ主演など幅広い芸能活動を行っている歌手の天童よしみさんが、「東京では始めて」という1ヶ月間の座長公演を9月に東京・新宿のコマ劇場で行うこととなり、7月15日に発売した新曲「男の夜明け」発表会と合わせての会見が開かれました。
今回の公演は、6月に大坂・新歌舞伎座で公演されて大好評を博した舞台、『難波のおよし捕物帳』と、「天童よしみ・オンステージ」の2部構成。
芝居の脚本・演出を担当する中畑八郎さんは「大阪で「これが天童の芝居だ!」というのを7年間掛けてやってきて、楽しめる芝居に仕上がっています。天童の芝居は歌と一緒で、お客様が勇気付けられる、夢を与えられる。「面白かった、私らも頑張ろう」という気持ち、活力、勇気が得られる芝居で、決して入場料を損したとは思わせません。」と、その出来映えには自信を持ったコメント。
またショーの構成・演出を担当する長束利博さんは「6月の新歌舞伎座が初の仕事でしたが、天童さんは日本のシャーリー・バッシーだと思いました。オリジナルに加え、昭和の名曲=ひばり、チエミ、笠置などの歌も構成に入れて、天童さんの歌の大きさ、幅広さが伝わるようなステージにしたい。天童さんは話も面白いので、歌とおしゃべりのエンターテイメントを楽しんでいただきたい。」と、こちらも自信を覗かせます。
挨拶に立った天童さんは、「少し痩せたね、細くなった、スマートになった、綺麗になった・・・、という声も掛からないと思い居ますが(笑)」と切りだし、会場の笑いを誘いますが、6月の大坂公演がかなりハードで、実際にも痩せてしまったとの事。芝居では心優しい女目明しを演じ、軽快な立ち回りを見せたり、最後には豪華絢爛な花魁姿も披露するということで、見所たっぷりの舞台となります。
始めての東京での座長公演に向けて「昔、新宿を歩くとコマ劇場に沢山のスターの看板が挙がっていて、いつかやりたいと思っていました。」と振り返って語る天童さん。
「初の新コマ、一ヶ月の公演でワクワクしています。ファンの皆様や、初めて舞台を観ていただく方を思うと、胸がいっぱいで、思い切り素晴らしいステージにしたい。健康に磨きを掛けて、病気・怪我の無いように頑張ります。」と決意を新たに臨みます。
共演は、布川敏和さん、仲本工事さん、チャーリー浜さん、菅井きんさんなど、芸達者な面々。
会見の後では、新曲「男の夜明け」も披露した天童さん。「活力が溢れ出る歌を歌いたい。」と、芝居に歌に全力投球の姿勢で、東京の観客を魅了しそうです。