現在NHKで放映されている大河ドラマ「新撰組!」の執筆を終えた、劇作家の三谷幸喜氏が、2001年発表の『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』以来3年振りとなる新作舞台『なにわバタフライ NANIWA
BUTTERFLY』の作・演出を手掛け、2004年12月〜2005年2月に東京と大阪で上演することとなりました。
この作品は、三谷氏にとって初めての一人芝居で、浪花の名女優、ミヤコ蝶々さんをモチーフにしたもの。ミヤコ蝶々さんは7歳で初舞台を踏み、戦後は南都雄二氏とのコンビで人気漫才師として活躍する傍ら、「夫婦善哉」などテレビ・ラジオでも一世を風靡。さらに大阪・中座では自ら脚本・演出を担当して連続21年に渡り公演を行い、その芝居の後に行われる時々の事件や政治、人生まで話題にするトークと共に、多くのファンが笑い、泣き、心を動かされてきました。
2000年10月12日に80歳で他界するまで芸一筋に生きたミヤコ蝶々さん。彼女をモチーフにしたこの作品を演じるのは、声優として、「それいけ!アンパンマン」「キャッツ・アイ」「ゲゲゲの鬼太郎」などのアニメや海外の映画・ドラマの吹き替えを担当、女優としても「ちゅらさん」「天才・柳沢教授の生活」「ショムニ」などのドラマに出演、さらに『クインテット』『まだ見ぬ幸せ』などの舞台出演と、で幅広く活躍している戸田恵子さんです。
三谷作品でも、映画「ラヂオの時間」「みんなの家」、テレビドラマ「総理と呼ばないで」「古畑任三郎
VS SMAP」「HR」、舞台『温水夫妻』『オケピ』『You Are The Top』と数多く出演し、演技力・歌唱力、そしてコメディ・センスで、今や欠かせない存在となっています。
作・演出の三谷幸喜氏と、出演の戸田恵子さんが、文字通りがっぷり組んで行われる一人芝居『なにわバタフライ NANIWA
BUTTERFLY』。
果たして、どのような舞台になるのでしょうか。
この公演につきましては、今後も詳細などが解り次第、お伝えして行きたいと思っております。どうぞ今後にご注目下さい。