東京・品川駅の高輪口を出てすぐ前に建つ品川プリンスホテル。そのエクゼクティブタワー3階にある「クラブeX」は、中央の円形ステージを囲むように客席が配置され、舞台と客席との一体感・ライブ感がより深く味わえる劇場空間です。
その「クラブeX」で2003年5月に開かれたショー『CLUB SEVEN』。ダンス、ソング、ドラマ、タップ、ミュージカル、コント、パロディ、映像…、様々な要素を取り入れた新感覚・新スタイルの大娯楽エンターテイメントは、千穐楽にはスタンディングオベーションまで飛び出すほど、観客の熱狂的な支持を得ました。
そして多くの要望に応え、2004年10月22日(金)より同所での第2弾の公演が決定。TOTAL
CREATORとして脚本・構成・演出・振付を手掛ける玉野和紀さん曰く「再演をしようと思ったら、全く新しいものを創ってしまいました。しかもバージョンアップしてしまいました(笑)。」ということで、今回が初めてご覧になる方は勿論、昨年ご覧になった方も新たに楽しめるニューエンターテイメントショーが完成。その公開リハーサルが10月21日に行われました。
今回の出演者は、玉野さんを始め、吉野圭吾さん、東山義久さん、西村直人さん、原知宏(ハラトモヒロ改め)さん、という踊って良し、歌って良し、コントもイケれば物真似もOKという文字通りのエンターテイナー揃いの男性陣。
そして、女性は風花舞、三咲レアという宝塚歌劇団出身のお二人、といっても、風花さんは娘役、三咲さんは男役だったということで、そのキャラクターの違いも楽しみです。
各出演者のエンターテイナーとしての才能、芸を存分に堪能出来るこのステージ。個性的なメンバーが様々なことに挑戦して、新しい魅力で魅せてくれます。
選曲も様々なジャンルに及び、特にミュージカルや舞台に詳しくなくても存分に楽しめますし、本格的なダンスシーンや、元を知っていれば更に数倍笑えるミュージカルのパロディなど、大ネタ、小ネタが満載の2時間45分(休憩15分を含む)。
出演者も汗だく、衣裳や小道具をとっかえひっかえして出たり入ったり、裏では酸素吸入が欠かせないとの噂まで有る奮闘で、舞台も客席も大いにヒートアップします。
そして圧巻は、昨年も大好評だったという「50音順ヒットメドレー」。歌い出しが“あ”から“ん”までの唄、約100曲を芝居やダンスを交えて文字通りのノンストップ。ヒット曲からCMソング、懐かしい歌まで、息もつかせぬテンポで怒涛のように目まぐるしく繋いで行くステージにはただただ圧倒されるばかり。
メインステージ+円形ステージという特徴を活かし、さらに2階席から天井まで、「クラブeX」の空間を存分に使って繰り広げられるこの公演。ライブでしか味わえない興奮と、明日へ繋がる元気の活力が貰える極上のエンターテイメントは、一度観たら、二度三度と足を運びたくなる珠玉のステージと言えそうです。