続いて、特別ゲストの2人目、2005年3月で建て替えとなる芸術座の棹尾を飾る『放浪紀』で、森さん演じる林芙美子の生涯の友、日夏京子を演じる池内淳子さん。
「森さん、400回本当におめでとうございます。そこのお席で拝見していたのですけれども、私が演っているみたいで胸がいっぱいになりました。1700回の『放浪紀』は名古屋で拝見して、400回をここで拝見して、ご縁があってお声をかけていただき、来年、こちらで初めて森さんとご一緒させていただくことになりまして、もう、今から胸がドキドキしております。この『おもろい女』というのは、私は前から拝見したくて、拝見したくて、森さんに「早く舞台に掛けてください、芸術座にかけてください。」ってお願いしていたのがやっと実現しまして、拝見するのはこれで4回目でしょうか。本当に今日は大人のお芝居を堪能させていただきました。良いお芝居を拝見いたしました。上等なお芝居を拝見いたしました。今、胸がいっぱいでございます。これからも森さんにはさっき米倉さんが仰ったように何回も何回も上演していただき、お元気で居ていただいて。そしてまた胸を拝借したいと思います。本当におめでとうございました。」
ここで突然、森さんにも知らされていなかったというビックゲストの登場。森さんの節目には必ず駆けつけるという東山紀之さんが、TVの生放送を終えて登場します。
「こんにちは。森さんの400回という事は凄い記録だと思います。『放浪紀』で1731回という、とてつもない記録を打ち立てた上に、また『おもろい女』でこうして400回を迎えるというのは、何と言う凄い人間力なんだろうと改めて思います。今回森さんは、おもろい女で、私は噂の男であります(一同爆笑)。昭和53年初演という事なんですけれども、世の中が凄く変わっても、森さんのお芝居のこの空間だけはずっと変わらない、何か真実の場所のような気がします。また、その真実をずっと僕は観続けていきたいなと思っていますし、舞台をやるものにとってはこの記録はイチロー君より凄いと私は思っております。ずっとずっと続けていって欲しいと思います。」
そして東山さんから、さらに嬉しいゲストがお二人続けて紹介されます。
東山「米倉さんもいらっしゃっていますが、今日は「ハルとナツ」の森さんの孫に当たる役をいただきました今井翼も来ておりますので、ご紹介したいと思います。」
今井「孫役を演らせていただきます今井翼です。森さん、おめでとうございます。僕が生まれる前から有るこの作品の400回記念のお祝いに参加出来ることを僕も幸せで嬉しく思います。これからも森さんのエネルギーを分けてください。本当におめでとうございます。」
東山「そしてもう一人、自分では森さんの養子だと言っている、こんど義経を演ります滝沢も来ております。」
滝沢「森さんの息子です。滝沢です。森さん、本当におめでとうございます。森さんは今まで数々の数字の更新をされてきまして、僕ら若者も負けないように、森さんを見習って頑張っていかなければと、毎回毎回思い知らされています。僕は来年「義経」の放送がありますけれども、森さんの応援をしながら、僕のこともちょっと応援して欲しいな、と思いますので、宜しくお願いします。
きょうはちょっとプレゼントを持ってきました。僕と翼からは森さんが毎日170回のスクワットをやられているということなので、ジャージを。」
東山「私からはスニーカーなんですが、お金を出したのは全部僕です(会場笑)。ありがとうございました。」