これまで、舞台への出演が労働基準法によって“午後8時まで”とされていた義務教育終了前(15歳未満)の子役について、厚生労働省の諮問機関である労政審議会は2004年11月16日、現行の例外規定を1時間延長して“午後9時まで”とするのが妥当である、と尾辻秀久厚生労働相に答申しました。
これまでは、午後8時を過ぎると子役が出演出来ないために、大人の女性が子供の役を演じたり、開演時間を早めるなどの措置が取られてきましたが、今回の延長により、そうしたケースが減少し、より自然な形でゆっくりと舞台が楽しめるようになると思われます。
この見直しの実施は、2005年1月1日からとなりますが、演劇関係者にとっても、ファンにとっても朗報と言えるニュースと言えそうです。