●【別所哲也さんへ】今回のサブタイトルとして「みんなでつくろう『レ・ミゼラブル』!」というのがあるのですが、今回の自分の目標とか、こうして行きたい、みたいなことをそうした一言コメントで表現していただいたら、どんな風になりますか
別所「目標ですか? 今年の僕のキャッチフレーズ「続け、高嶋政宏に。」(場内爆笑・拍手)」
森「おめでとうございます(笑)・・・ちょっと話が見えていないような気がするんですけれど。サブタイトルで「みんなでつくろう『レ・ミゼラブル』!」って書いてあるんだけど、そういうのはどうやって皆で団結を深めてやっていくつもりか、という風にね」
別所「ああ・・・」
森「いきなり・・・」
別所「いや、僕もそろそろね、高嶋君も・・・ね。そうそう、僕の『レ・ミゼラブル』の目標はね、やっぱりこの舞台を通じて新しい出会いを、個人的にも・・・」
森「アンサンブルも新しい方がいらっしゃいますしね。」
別所「いらっしゃいますね。そしてまた新しい発見をこのジャン・バルジャンという男の中に見付けていきたいな、と思っております。宜しくお願いします。」
●【岡幸二郎さんへ】まだ演っていないから解からないと思うんですけれど、アンジョルラスとジャベール、演る日の朝起きた時の気分って違うと思いますか
岡「同じなんですよ。」(場内爆笑)
森「ちょっと衣裳が違うのと、歌が違うという感じでしょうか。役者なんかそんなものなんですよ、大概ね。」
岡「観て解かるように、衣裳を着た時に初めて変わるんですよ、ね。何の役を演っていても、朝起きた時はいつも一緒なんです。ちょっと低血圧気味で、ボーッとして、お風呂のお湯を入れて、つかる位にやっと起きる感じですか、そんな感じです。」
森「すみません。役者なんかそんなものですから。朝起きた時から、何が変わるものじゃないんですね。いつもと同じ朝っていう感じでございます。」
●【鈴木綜馬さんへ】4年振りで浦島太郎気分だと先ほど仰っていましたけれども、離れていて改めてジャベールに挑戦されると言う事で、何か心に期していらっしゃる事がありますか
鈴木「前回演らせていただいて、出来なかったことが山積みになっている自分をずーっと引きずっていたので、それを少しづつ解決していって、二回りも三回りも――モリクミさんを見ながら言うのもナンだけれど――大きいジャベールを皆さんに観ていただけたらと思っています。」
森「以前に綜馬さん、ジャベールが出て来た途端に歌を間違えましてね、「しまった」という瞬間こっちの後ろを見て、私、(顔をくしゃくしゃにして)ってやっていたんですね。」(場内笑)
●【シルビア・グラブさんへ】先ほどソロで歌われた時、歌う直前まで司会の方に色々話しかけられたのに、マイクの前に立ったらその少しの時間の間に役に入られて、「わっ、凄い、女優だっ!」って思ったんですね。その短い間で一瞬の間に役に入っていける秘訣を教えてください。
森「私もシルビアに言ったんですよ。「お母ちゃん役ですって言っていい?」って言ったら、「平気よ。」っていう感じだったんですね。だから今回言ったんですけれど、見事でしたね。」
シルビア「ありがとうございます。いや、音楽の力だと思うんですよね。やっぱりイントロが鳴ったら直ぐすーっと入れるんですけれど、大体。だから、この作品の曲の力だと思います。私ではありません。」
森「いやーぁ、シルビア、もうねえ、余裕さんですもの(笑)」
駒田「本当に幸せな、余裕のコメントでございます。」
●ファンテーヌ役で降板された本多美奈子.さんに励まし、エールの言葉がありましたら、ファンテーヌ役の三人の方にお願いしたいのですが
シルビア「私はまだ、共演を一緒にした事が無いんですけれども、製作発表の時にお逢いして、本当に素敵な方で、本当に明るくて元気な方なので凄くビックリしてしまったんですけれども、これをある意味ロング・ヴァケーションという、彼女へのプレゼントだと思って、本当に頑張って、時間を掛けて復帰して、皆に元気な姿を見せていただきたいと思います。」
井料「私はエポニーヌとファンテーヌという立場で、コンサートを一緒にやらせていただいて、今回どんなファンテーヌを観させていただけるのかと思っていました。突然のニュースで本当にびっくりしました。本田さんの立つ筈だった舞台も演らせていただくことになりました。頑張りたいと思います。」
マルシア「私も去年の夏と12月のコンサートで、本田さんと何回か演らせていただきましたが、本当に素敵な歌声と演技力を拝見させていただき、今回ファンテーヌ役を4人でと決まった時も、「どんな風になるのかな。」って凄く期待していました。ゆっくり治していただき、また舞台でお逢いしたいなと。その代役と言う形で私も3月ちょっとだけ務めさせていただきます。どうぞ応援宜しくお願いします。」
森「ある意味ですね、『レ・ミゼ』は不滅なものですから、ですから治ったら直ぐに復帰していただくという体制で私たちも待っていますよね。」
駒田「そうですよね、こういったところが「みんなでつくろう『レ・ミゼラブル』!」みたいな感じでございます。」
森「本当そうなんですね。本当、良いファミリーになっています。」