「みんなでつくろう『レ・ミゼラブル』」を合言葉に、2005年3月8日に18年目となる公演の幕を開けるミュージカル『レ・ミゼラブル』。
1987年6月帝国劇場での日本初演以来、300名を超える出演者が登場し、3月23日の昼公演で通算上演回数1900回を、そして5月24日夜公演では同2000回を迎えるロングラン・ヒット作品です。
「この作品にはスターは要らない。この作品がスターを生み出すのだ」と演出家のジョン・ケアード氏が語るように、数多くのミュージカル俳優を誕生させてきた『レ・ミゼラブル』、2005年公演の第2次製作発表が2月15日に帝国劇場で行われ、テレビ、新聞など多くの報道陣、そして8648名の応募者から抽選で選ばれた500名のオーディエンスを前にして出演者が意気込みを語ると共に、劇中のナンバーが披露されました。
森公美子、駒田一のテナルディエ夫妻の司会で始まった製作発表は、二人の軽妙な掛け合いトークでスタート、通常の公演はもちろん、コンサートでも聴く事の出来ない豪華ヴァージョンでのナンバーが次々と披露され、その合間には全キャストの紹介から始まり(山口祐一郎、今拓哉、高野二郎は欠席)、インタビュー、プリンシパルの方々のコメント、そして、客席から出演者への質問コーナーなど盛り沢山で、集まったオーディエンスの方たちは感動したり、笑ったりと大忙し。
歌われた曲目は
♪アンジョルラス・メドレー(ABCカフェ、ピープルズソング、ワン・デイ・モア) <坂元健児、東山義久、小鈴まさ記、岸祐二、岡幸二郎、カンパニー全員>
♪夢やぶれて <シルビア・グラブ>
♪ブリュメ街 <知念里奈、泉見洋平、岡田浩暉、新妻聖子>
♪共に飲もう <中右貴久、岡田雄一、萬谷法英、阿部裕、泉見洋平>
♪彼を帰して <今井清隆・石井一孝>
♪カフェソング <藤岡正明> 〜♪エピローグ <カンパニー全員>
この日のためにアレンジされた曲も多く、特に「♪彼を帰して」は今井さんのギター演奏に乗せての2人の輪唱という、もしかしたら2度と聴く機会が無いかも知れない歌声に、客席は耳を澄ませて聞き入っていました。
プリンシパル、アンサンブル共に新しいメンバーを迎えての2005年の『レ・ミゼラブル』。常に新しい風を加えながら、進み続けるこの舞台の最新の姿を確かめに、是非劇場へ足を運ばれてはいかがでしょうか。
きっとまた、新たな感動を持った舞台に出合えると思います。
なお、この日の演奏の模様、プリンシパルのご挨拶などは改めて動画を交えて掲載致したいと思っております。どうぞ楽しみにお待ち下さい。
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