シアターフォーラム    
シアターフォーラム スペクタクル『十戒』セルジオ・モスケット(モーゼ役)インタビュー

 2005年2月18日、大阪城ホールにて日本公演初日の幕を開けたミュージカル『スペクタクル十戒』。

 映画史上に残るチャールトン・ヘストン主演、セシル・B・デミル監督によるスペクタクル巨編「十戒」のミュージカル化ともいえる作品で、旧約聖書の“十戒”を題材に、イスラエルの民をエジプトから解放したモーゼ、その義兄弟である若きエジプト王ラムセス、二人の間で揺れ動く王女ネフェルタリなどの登場人物を通して人類愛、兄弟愛、男女間の恋、確執と争いなど、運命に翻弄される偉大な人物の物語を壮大なスケールで描いています。

 また、30曲を超えるナンバーは、フランスミュージックシーンでのトップアーティスト、パスカル・オビスポが『十戒』のために手掛けたオリジナル楽曲。劇中には台詞が一切なく、全てが音楽と歌で構成されており、彼の手による珠玉のナンバーは「パスカル・オビスポは聖書にふさわしい音楽を天から引き出した」と激賞されました。
 中でもモーゼがカーテンコールで歌う「L’envie d’aimer」はフランスでも一番のヒット曲となり、セリーヌ・ディオンがアルバム「A New Day Has Come」の中で「The Greatest Reward」という英語バージョンとしてカバー、日本公演に際しては“Jupiter”のヒットでも知られる平原綾香が『BLESSING 祝福』として日本語ヴァージョンをリリースしています。

 さらにパリ生まれでフランスを代表する世界的デザイナーの一人、ソニア・リキエルが初めて舞台衣裳のデザインを手掛けたことも大きな話題。綿密な時代と史実の考証とともに、キャスト各個人に応じてアレンジされたパーソナリティ溢れるデザインは、単なる衣裳の枠を超えて演出の領域に踏み込んでいると言われています。

モーゼ

 そして、幅40m、高さ12m、奥行20m、移動には11tトラック30台を要し、組み立てに36時間が必要と言う、ミュージカル史上最大級の巨大な舞台セット。その大きさ故に、東京公演では代々木体育館を横にして使用するという事で、まさに常識を超えたスケールの舞台が展開されます。

 この『十戒』は、2000年10月から2001年1月にかけてパリで初演され、その後フランス地方各都市、ベルギー、スイス、カナダを回り、再びフランスに戻って2003年6月まで上演。その公演回数は全部で400回を超え、累計で200万人以上の人々を感動の渦に巻き込みました。
 その成功を受けてイタリア版が作られ、2003年3月〜6月ミラノ、ローマ、パレルモで上演。こちらは計90公演で33万人の動員を記録。
 今回の日本公演にあたっては、ヨーロッパ公演のオールキャストからベストメンバーを厳選し、キャストは日本で改めて稽古をやりなおして、大阪での初日を迎えました。


 シアターフォーラムではこの大阪公演に先立ち、主人公のモーゼ役を演じるセルジオ・モスケット氏に単独インタビューを行い、ロック・ミュージシャンである彼が、スペクタクル『十戒』に出演することになったいきさつから、公演の見所、日本公演に対する意気込みなど30分以上に渡ってお聞きすることが出来ました。

 既に開幕した大阪からは「そのスケールに圧倒された」「とにかく歌が素晴らしかった」などの声が挙がっているこの舞台。言葉や映像では実感できないそのスペクタクル感は是非、ご自身の目で、耳で、そして身体全体でご体験ください。



エジプト王ラムセス Mother's Auction presents
 LES DIX COMMANDEMENTS
   
スペクタクル『十戒』
 演出:エリ・シュラキ  音楽:パスカル・オビスポ  衣裳:ソニア・リキエル

《大阪公演》
日程  2005年2月18日(金)〜2月27日(日)
会場  大阪城ホール
料金  S席 13,500円  A席 11,500円  B席 9,000円 (全席指定・税込)
お問合せ  キョードー大阪 06-6233-8888

《東京公演》
日程  2005年3月4日(金)〜13日(日)
会場  国立代々木競技場第一体育館
料金  S席 13,500円  A席 11,500円  B席 9,000円 (全席指定・税込)
お問合せ  キョードー東京 03-3498-9999

日本公演公式サイト  


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