そして、幅40m、高さ12m、奥行20m、移動には11tトラック30台を要し、組み立てに36時間が必要と言う、ミュージカル史上最大級の巨大な舞台セット。その大きさ故に、東京公演では代々木体育館を横にして使用するという事で、まさに常識を超えたスケールの舞台が展開されます。
この『十戒』は、2000年10月から2001年1月にかけてパリで初演され、その後フランス地方各都市、ベルギー、スイス、カナダを回り、再びフランスに戻って2003年6月まで上演。その公演回数は全部で400回を超え、累計で200万人以上の人々を感動の渦に巻き込みました。
その成功を受けてイタリア版が作られ、2003年3月〜6月ミラノ、ローマ、パレルモで上演。こちらは計90公演で33万人の動員を記録。
今回の日本公演にあたっては、ヨーロッパ公演のオールキャストからベストメンバーを厳選し、キャストは日本で改めて稽古をやりなおして、大阪での初日を迎えました。
シアターフォーラムではこの大阪公演に先立ち、主人公のモーゼ役を演じるセルジオ・モスケット氏に単独インタビューを行い、ロック・ミュージシャンである彼が、スペクタクル『十戒』に出演することになったいきさつから、公演の見所、日本公演に対する意気込みなど30分以上に渡ってお聞きすることが出来ました。
既に開幕した大阪からは「そのスケールに圧倒された」「とにかく歌が素晴らしかった」などの声が挙がっているこの舞台。言葉や映像では実感できないそのスペクタクル感は是非、ご自身の目で、耳で、そして身体全体でご体験ください。